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★★★★☆
デビュー作『それでも、警官は微笑う』の続編。
蒲田署に異動になった武本は、署内で疎まれている和田と
コンビを組むことになった。
一人暮らしの男の家から女の子の声がするとの通報から、
武本は不法滞在外国人の子どもの人身売買を追うことになり、
キャリア組として入庁の決まった潮崎とも再会を果たすが……
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ううっ、わたしの苦手な幼女暴行ネタ……。
和田の過去といい、結末といい、
ずーんと気持ちが重くなるようなエピソードが満載ではあるものの、
おもしろかったです。
しかし前作に比べれば少なくなってはいたけれど、
「調べました!」って感じの説明部分はやっぱり浮いている。
こんなふうに薀蓄っぽく書かなくても、
ストーリーに支障はないのでは?と思うのだけど……。
おぬしの生理はどうなっとるんじゃい!
と下世話なツッコミを入れつつ、
不自然なくらい硬派な主人公には好感が持てます。
ラストの小菅さんにはほろっと来てしまいました。
偉そうな佐藤の態度については、なにか理由があると思っていたのに
特に説明もされず、そこのところはもやもや~。