金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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24:川上健一 『ビトウィン』

2008-05-02 16:34:57 | 08 本の感想
川上健一『ビトウィン』(集英社)
★★★☆☆

『雨鱒の川』発表以降、『翼はいつまでも』までの10年、
体調をくずして執筆活動から離れ、八ヶ岳の麓の村で
暮らしていた筆者。
妻子と友人たちとの、「慢性的手元不如意状態」ながら
楽しい日々のできごとを描くエッセイ。

「小説すばる」に連載されていたのを
たまに読んでいたのだけど、今回一冊の本として読んで、
ほろっと来ましたわ
とくに娘のヅキちゃんに関する話が泣かせる。
いいお父さんだ~
小説を書かないため貧乏で、食事から服、家具まで
全部手作りという生活なのだけど、
奥さんやヅキちゃんが明るくけなげなので
貧乏くささがなく、素敵に思えました。
コメント
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