金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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28:よしもとばなな 『人生の旅をゆく』

2008-05-07 17:01:45 | 08 本の感想
よしもとばなな『人生の旅をゆく』(NHK出版)
★★★☆☆

旅行にまつわる思い出を主としたI、
生活や生き方をテーマにしたⅡ、
周囲の人々との思い出を綴ったⅢ、
の3部構成になったエッセイ集。

よしもとばななのエッセイ、
自分はあんまり好きじゃないんだなあ~……と
改めて自覚。
小説とそれほどギャップがあるわけでもなさそうなのに
どうしてかしら。
わりとⅡ部は好きだったかな。
若い女性にたいする社会の要求が多すぎる、と
いうのに納得。
仕事もわりとバリバリして、おしゃれも恋愛も
「自分磨き」もして……ってやってる女の子の言動に、
ときどき「歪み」が垣間見えてびっくりする。
そういうのって、たいてい本人は気づいてないので
恐ろしい。
コメント
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