金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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143:銀色夏生 『第3の人生の始まり つれづれノート〈15〉』

2011-12-17 16:01:31 | 11 本の感想
銀色夏生『第3の人生の始まり つれづれノート〈15〉』(角川文庫)
★★★★☆

先月中旬に予想外の事態が起こり、あまりの忙しさに神経も摩耗気味……。
気を紛らわすために毎日DVDを1本ずつ見ていたけど、
本は全然読めませんでした。
久しぶりに休み(半日だけだけど)ができたので、
本を何冊か借りてきたり買ってきたりして、
やはりこれが必要だ……と思いました。
映像とは違う効果。

さて、再開された「つれづれノート」。
先月『きれいな水のつめたい流れ―つれづれノート〈17〉』を
図書館で見つけて先に読んでいたのだけど、忙しくなって
読み通せないまま返却期限が来てしまったのでした。
〈15〉以降はみんなそうなのかしら?
文章量が多くなって、かなり分厚い。
本当に「濃い」ファン向けという感じ。
わたしは読んでよかったと思うけど、
気軽に読めるエッセイという感じではなくなってきた。
時間があるときに少しずつ読むのがいい。

お母さんって大変だよね。
不機嫌でふてぶてしい、中高生の時期の自分のことを
思い返してみても、親に対してなんて不当な振る舞いをしていたのか。
ただ中にいるときには、その不当さに決して気づくことができず、
親になってから子供に不遜な態度をとられ、
それが何世代にもわたってループしていくのだなあ。
コメント
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