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★★★★☆
中学三年生になった鈴原泉水子は、両親と離れ、
世界遺産となった熊野・玉倉神社で宮司をつとめる祖父と
ハウスキーパーの佐和と暮らしている。
路線バスのない山奥から通学している泉水子は、
高校進学を機に寮に入ることを考え、
自分を変えることを考え始めた。
その一環として、お下げにしていた長い髪を少し切ってから、
不思議な出来事が彼女のまわりに起こり始める。
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母がおもしろいと言っていたような気がするな。
一巻は壮大な物語の序章といった感じ。
引っ込み思案で平凡な、取り柄のない主人公が
実は特別な血筋の重要人物、というのは、
もはやファンタジーの定番?
そんなに量を読んでないので、よくわからないけど。
主人公には特別思うところもなく、
いかにも「女の子は好きでしょ」って感じの男性キャラクターは
全然好きになれないんだけど(特に深行。うんざり
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東京行きのあたりからは話が俄然おもしろくなってきて
一気読み。
オタクとしては出羽三山の名前だけでときめく。
現時点で5巻まで出ている模様。続きを読むのが楽しみ。