永井紗耶子『帝都東京華族少女』(幻冬舎文庫)
★★★☆☆
【Amazonの内容紹介】
明治三十九年の東京。
千武男爵家の令嬢・斗輝子は、
住み込みの書生たちをからかって遊ぶのが楽しみだが、
なぜか帝大生の影森にだけは、馬鹿にされっぱなしだ。
そんな二人が参加した夜会で、殺人事件が起きた。
嫌疑がかけられたのは、斗輝子の祖父・総八郎。
影森と斗輝子は、総八郎の疑いを晴らそうとするが——。
異色コンビが活躍する爽快&傑作ミステリ!
**************************************************
初めての作家さん。
お転婆ヒロインと斜に構えた相手役という組み合わせは
ライト文芸によくある感じ。
実行犯については比較的早い段階で目星がついたものの、
その背景はかなり意外だった。
「異色コンビ」というほど、二人が進行上重要な役割を果たしているわけでもなく、
コンビとして味があるわけでもなく、
二人ともじいさんの手のひらの上で転がされているのみ。
ヒロインと相手役のキャラクターとか関係性はまったく好みではないけれど、
次々に新事実が明らかになる終盤は、楽しめた。
伏線回収も美しい。
★★★☆☆
【Amazonの内容紹介】
明治三十九年の東京。
千武男爵家の令嬢・斗輝子は、
住み込みの書生たちをからかって遊ぶのが楽しみだが、
なぜか帝大生の影森にだけは、馬鹿にされっぱなしだ。
そんな二人が参加した夜会で、殺人事件が起きた。
嫌疑がかけられたのは、斗輝子の祖父・総八郎。
影森と斗輝子は、総八郎の疑いを晴らそうとするが——。
異色コンビが活躍する爽快&傑作ミステリ!
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初めての作家さん。
お転婆ヒロインと斜に構えた相手役という組み合わせは
ライト文芸によくある感じ。
実行犯については比較的早い段階で目星がついたものの、
その背景はかなり意外だった。
「異色コンビ」というほど、二人が進行上重要な役割を果たしているわけでもなく、
コンビとして味があるわけでもなく、
二人ともじいさんの手のひらの上で転がされているのみ。
ヒロインと相手役のキャラクターとか関係性はまったく好みではないけれど、
次々に新事実が明らかになる終盤は、楽しめた。
伏線回収も美しい。