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★★★☆☆
【Amazonの内容紹介】
江戸時代、老中・松平信祝の差し金により
幕府から突然参勤交代を命じられた
磐城国(現在の福島県いわき市)の湯長谷藩。
金も人手も時間も無い中、知恵と工夫で
なんとか江戸への参勤を果たすが、故郷へ帰る「交代」までが「参勤交代」。
藩主の内藤政醇率いる一行は、湯長谷を目指し江戸を出発する。
あとは帰るだけ、と思ったのも束の間、
その道中、湯長谷で一揆が起きたことを耳にする。
政醇たちに打ち負かされた信祝が、
さらに大きな権力と最強の刺客を手に入れ、
湯長谷藩を壊滅させようと逆襲を始めたのだった。
一揆を収めるためには、2日以内に藩に帰らなくてはならず、
さらに「交代」には大名行列も必要になる。
彼らは行きの倍の速さで走り、宿役人の目を晦ましながら、
命からがら湯長谷に辿り着くが、すでに城は乗っ取られ、
田畑は踏み荒らされた後だった――。
城を取り巻くおびただしい数の幕府軍、対する湯長谷藩はたったの7人。
ふたたび絶対絶命に陥った湯長谷藩。
果たして彼らは城を取り戻し、民を守ることができるのか――?
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一作目が面白かった記憶があるので、続編も見た。
今回は帰り道ということで、前回よりも「超高速」要素は薄め。
吉宗に宗春、大岡忠相と、歴史上の有名人物も登場し、
江戸時代らしいストーリーは展開しているし、
藩の取りつぶしに乗っ取りと、政治的には緊迫した状況なのだが、
「参勤交代」がこの作品のアイデンティティだからな~。
老中や老中首座、大岡がわざわざ田舎までやってきたり、
爆弾やドリル矢なんかのアホっぽいチープな武器が出てきたリ、
ツッコミどころも面白いんだけどね。
今回いちばんキュンときたのは猿の可愛さ。