金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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18-19:天樹征丸・さとうふみや『金田一37歳の事件簿(1)・(2)』

2021-02-02 09:57:32 | 21 本の感想
天樹征丸・さとうふみや『金田一37歳の事件簿(1)・(2)』
★★★☆☆3.5

【Amazonの内容紹介】

数々の難事件を解決した天才高校生・
金田一一(きんだいちはじめ)は、
37歳のオッサンになっていた。
PR会社で働く金田一は、上司の命令で
離島リゾートのイベントを担当することに。
なんとその島は、3度も殺人事件が起きた
”オペラ座館”のあった歌島だった!
「もう謎は解きたくない」と思っている金田一は、
何も起きないことを祈りつつ上陸。
しかし、そんな彼を嘲笑うかのように
歌島にファントムの笑い声が響くのだったーー。

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ミステリーはあれこれスピンオフが作れていいなあ。
顔が高校生のときとほとんど変わってないし、
37歳という設定も、1・2巻の時点では
「本編が終わってしまっているけど、
 まだ読者は引っぱれるから」
というスピンオフを作るための事情とか思えない。
ただ、一応、
「高校生のときならバシッとやれたことが、
 会社員としての立場で顧客や取引先に気を遣わねばならず、
 やれない」
という37歳相応の本編との差異は作られていた。
 
というか、主人公が就職していることに驚きだよ……。
探偵かフリーターやってると思ってたよ。

序盤のエッチなハプニングには
「このご時世にこれ……?」
と辟易したのだけど、ちゃんと伏線になっていた。
(しかし、「悪気はない」が免罪符になると思っている
 主人公、大人として駄目すぎでは……)

コメント
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