金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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26:瀬下猛『ハーン ‐草と鉄と羊‐〈1〉~〈3〉』

2021-02-04 11:49:13 | 21 本の感想
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

蝦夷地に住んでいた源義経は、
兄・頼朝から追われていた。
船に乗り込んで逃げようとしたが、
その船は難破、着いた先はだだっ広い大陸。
彼は復讐に囚われた人生を捨て、
新たに生きることを決意した。
裸一貫! 
土地、人種、しがらみ。
義経はすべてを飛び越え、
曲者だらけのユーラシア大陸を駆け廻る! 
そして人類史最大の支配者になることができるのか!?

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タイトルからチンギス・ハーンの話だろうとは
予想がついたのだけど、
真面目に「義経=チンギス・ハーン」説をやっていた。
絵がすごくうまい。
武芸と知略で成り上がり、女にもモテます! という
青年誌らしい色もあるけれど、ストーリーにはワクワク。
「今ごろこの説……?」という序盤での危惧も
吹き飛ばす勢い。
モンゴルを舞台にした物語は数作しか読んだことがないから、
社会の構造や周辺国との関係など前提知識が少なくて
設定がスムーズに頭に入ってこないけど、
続きが楽しみ。

コメント
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