★★★☆☆3.5
【Amazonの内容紹介】
ヒロインは公務員の桜子、39歳。
人生このかた、ろくでなしの悪い男にひっかかり続けてきた関西人。
妻子持ちに騙され、借金持ちには貢がされ、
アブノーマルな性癖持ちにいたぶられる。
ところが、桜子は「ろくでなしや、あかん奴や言われとる男に
限ってな、どっかしら可愛いとこを持っとるもんなんや」と公言し、
好んで吸い寄せられていく。
高校時代からの友人の「私」は、悪弊の連鎖を断つべく有志を募り、
「桜子の男運を変える会」まで結成したが、当人は我関せずだから、
どうしようもない。
ところがある日、解散して早十年を数える会に、
ところがある日、解散して早十年を数える会に、
桜子から緊急招集がかかる。
「一分の隙もない完全な悪」にとうとう出会ってしまったのだという。
完全な悪〟とはいったい何者か?
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Kindleの単話売りらしい。
久しぶりの森絵都さん。
いやー、最後は予想もつかない展開だった。
そしてタイトルの意味もわかってウフフ。
こてんぱんにしてほしかった気持ちもあるけれど、
現実的で、なおかつちょっと笑えるオチの付け方で
よかったんじゃないだろうか。