金木犀、薔薇、白木蓮

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大河ドラマ「 鎌倉殿の13人」♯28

2022-07-25 14:52:29 | 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
第28話「名刀の主」

ついにコロナに感染してしまい、昨日はダウンしていました。
熱が下がったので、一日遅れの感想。

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前回、「タイトル回収!」とばかりに
かっこよくメンバー紹介されたKMKRおっさんず13、
お披露目直後に「鎌倉殿」に存在意義を否定されるわ、
一週間経ったら二人も脱退してるわ。

「太郎と次郎の所領争い」という議題に、

「太郎は俺と仲良しだから正しい! 頼むよ~」
「次郎は俺の親戚だから正当性がある」
「表に出ろ!(拳で解決)」

なんてやり出すんだから、そりゃあ役に立たんし
梶原もキレるわ……。
でも、まあ、こういう人たちって今でもいるよね。
感情で動いて議論が出来ないの。
司会者だった文官たちとの差よ……。
官僚だった大江殿やら二階堂殿からしたら、
板東のおっさんたち、マジで蛮族だっただろうな。

頼家は、ここへきて一気に株を落としてしまった。
・部下の妻に手を出す
・感情的に声を荒げる
・私怨で役に立つ男を切り捨てる
と、暗君寄りの行動をし始めた。
巻き狩りのときに見せた「大将の器」は
きっと嘘ではなくて、本当に父親の急死で
若すぎる将軍就任→悪循環にはまったのだろうという
描き方。
 迷い犬の飼い主を見つけるパートを放送して
好感度を上げてやって!!

そして梶原景時の乱。
政子にも義時にも「私心なく働く人」と評価されていたし、
文官チームも同様だっただろうに、
同僚たちとうまくやれないために嫌われて
「梶原くんのこと嫌いな人~!!」
と署名集めされるの、かわいそうすぎる。
いや、「見せしめのために結城を殺すしかない」ってのは
やりすぎだけどさ~。
「なまくらになりたくなかった」
という独白が切ないね……。
義経に心酔していたように見えた梶原が、
戦の後で義経を陥れて頼朝に権力集中させようとしたのも、
自分を最大限に活用してくれる主人を求めていたから、
ということで一応腑に落ちた。
梶原を送り出したくせに、小四郎が、すぐに兵を差し向け、
「梶原殿は戦って死にたいのだ」
と頼時に説明するところ、ちょっとキュンときたよ。
小四郎は理解してるし、そうなったのはもう、
彼が梶原に近い立場・考えになったからなんだよね。
しかし、置き土産・善児は怖すぎる……。

【その他いろいろ】

・ほとんど出番のなかった三幡が死去。
 ちゃんと中原親能と三幡の関係を扱ってくれてうれしい。

・頼家から「北条の五郎、誰よりも若いが臆するな!」と言われる
 叔父さん・時連。
 童顔ネタであると同時に、頼家が実は「信頼できる者」のことも
 わかってないことを表しているのだね。

・結城と仲良くしている実衣ちゃんを見て悔しがってる全成、
 可愛い。
 「何かで姉を超えたかった」
 と結城に言う実衣ちゃんは、
 ちょっと冷静さを取り戻したのだろうけど、
 次回かその次かに全成が誅殺されて、
 「自分のせい」だということを突きつけられるのではないか。
 
・頼家が安達景盛の妾を奪ったエピソード、
 ドラマ内では、
 ・妾のほうもノリノリで浮気している
 ・頼家が景盛に「女をくれ」と頼む
  (頼家「こうして頭を下げている」→下げてないが?)
 ということになっているので、吾妻鏡よりはマシだね。
 しかし、部下の前で、女性関係をママに糾弾されたうえ、
 叔父さんにもマジ切れされて立場ないね……

・つわりの症状が出ているつつじに、アドバイスするせつ。
 第三の女が登場して、関係が変わったのかしらん。
 
・実衣「大丈夫?この人(平六)で人が集まる?」
 確かに平六は人望なさそう。
 どっちかというと「もう少し狡猾な梶原」って感じ。

・梶原いじめに怒る土肥殿。
 「みんな仲良く!」おじさんだったからな……。

・義高に続き、梶原にも「そなたを信じることはできぬ」と
 言われてしまう小四郎。
 そうなんだよな~。
 小四郎、親切っぽくいろいろ言ったりやったりするけど、
 他人の不幸は人ごとで、薄情なんだよね。
 「一族を守るためなら」とか言いつつ、
 北条の権力伸長には加担しないし、
 「とにかく秩序を乱されるのがイヤ」
 って感じで、誰の敵でもない代わりに、誰の味方でもない。

コメント (2)
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