WOWOWオンデマンドにて。
小津安二郎の初期サイレント映画を、現代の監督・俳優でリメイクするという試み。
夏から中川大志くんの出演作をずっと見ていたので、これも視聴。
オリジナルのほうは見たことがない(小津監督の映画自体、未視聴)。
中川大志くん、あまりにも「可哀想な御曹司」が似合う。
途中、彼の孤独と、裏切られて打ちのめされている場面の哀れさに涙・涙。
姫野カオルコ氏が『顔面放談』で、大河ドラマに出ていた彼を
「イケメン科ショールーム属」に分類していたけど、
確かに非日常感がすごいのよ。
若社長としてのスーツ姿がとってもかっこいい。
逆に、この映画の序盤のように普通の大学生の格好とかしてる場面だと、
ぱっとしない。とても不思議。
リクガメの「おしげ」がストーリー上のキーアイテムになっているのだけども、
なんか、でっかくなってからの絵面がすごくシュール。
それが作品に抜け感を生んでいて、よかった。
あとからオリジナルのほうのあらすじを確認したら、
「おしげ」は、ヒロインだった。
なんだこのリメイクの仕方。めちゃ笑った。