金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

ドラマ「95」♯9

2024-06-09 21:08:58 | 2024年に見たドラマ

避妊しろ~!!!怒怒怒

がどうしても先に立つ。

たとえ写真ばらまかれなかったとしても、

結局セイラは妊娠で退学になったでしょ……。

家の力に頼らずにこれから二人で生きていこうとしていた矢先、

経済基盤もないのにどうすんだよ……。

カリスマ的なかっこいいリーダーとして登場した翔が、

ここまで弱さと脆さ、未熟さを露呈して、

それでも嫌悪感を抱かないで済んでいるのは、俳優さんの力?

別の俳優さんだったら、どうだったかしら。

 

斉藤由貴演じる翔の母の、悪者になることを承知で

大人として最善を尽くした愛と強さにしびれる。

セイラも、援交してまで翔の近くにいたかった気持ちはわからないけど、

実母がセイラを使ってお金を得ようとしたり、

娘の援交を黙認したりしてたあたりを考えると、

すがれるものは幼いころの恋だけだったのかなと思うと切ないね。

お金をもらったとはいえ、頼りにならなさそうな母と

これから生まれてくる子を一人で抱えて生きていく覚悟だって、

そう簡単に持てるものじゃない。

 

自分の考えを語る牧野に、Qがかつての翔を思い出す演出、よかった。

「結局、翔もたいしたことなかった」なのか、

「牧野には牧野で、人を惹きつけるところがある」なのか、

「同じことを言っているけど、二人は全然ちがう」なのか。

どうとでも取れるシーンだったけれど、

すぐに牧野が写真を撒いたり、花火の妨害したりしようとしたあたり、

「同じことを言っているけど、二人は全然ちがう」だったのかな。

「若いやつは金になる」のが理由だとしても、

若い女の子を買ったり、チーマ―や暴走族とつるんでばかりいる様子なのは、

同世代に相手にされない大人という感じ。

 

くるくる頭の後輩が、いきがって翔にえらそうな口利いたり、

ナイフで刺そうとするのも、

政治家の家の子である宝来が、

薬にまで手を出して拳銃持ってしまうのも、

説明はされないけれども、これまでの描写から

行動原理がわかるようになっていてよい。

逆に、レオ・ドヨン・マルコは、

出番が多かったわりに掘り下げが浅く、

「チーム」を構成するための人数あわせのような状態のまま

ここまで来てしまって残念。

でも、最初からドラマの宣伝として

「高橋海人×中川大志×松本穂香」

をアピールしてたから、メインは

「Q・翔・セイラの三人の関係性」

であって、「チーム」ではなかったんだね、たぶん。

 

いよいよ次回、最終回。

みんな生きていてくれ~!!


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大河ドラマ「光る君へ」♯23 | トップ | ドラマ「95」♯10 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿