今が旬のイケメン俳優を使って、
「三日間、トイレどうしてたん……?」
って心配させないでくれ!
というわけで今年の大河ドラマ、スタート。
かなり危ういというか、冒険してるドラマだな、と思った。
吉原のきらびやかな部分だけを見せてごまかさなかったのも、
大部分の登場人物が当時の価値観に沿った言動をしているのも
わりと好印象なんだけど、
子どもと一緒に見にくいし、
1話めから主人公に嫌悪感を抱いて離れていってしまう人も多いように思う。
というのも、女郎たちに寄り添っているように見える主人公だけど、
吉原に客を呼び、盛り上げるという目標は、
叶ったところでまったく女たちの救いにはならないもの。
女郎たち自身ではなく、女郎たちを使って儲ける側の視点で描いてるの、
これはこれでありだと思うんだけども、
それとは別に、やっぱり不快感が拭い去れないんだよな~。
当時の価値観に沿って描いてほしいという思いとのジレンマ……。
序盤のファンタジーな綾瀬はるかと、独特の味付けをされた鬼平で、
印象は多少ソフトにはなってるけど、
視聴者をかなりふるい落としてしまいそう。
現時点では、
「面白くなりそうな予感はあるのだけども、脱落の予感もする」
という感想。
横浜くん、演技してるの見るの初めてだけども、
主人公の江戸っ子キャラとあまり合っていないような?
回を重ねたら馴染んでくるかな?
横並びで現われる悪の忘八軍団は面白かった。