金木犀、薔薇、白木蓮

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歴史秘話ヒストリア「新発見!まぼろしの源氏物語 藤原定家の挑戦」

2020-10-28 23:20:58 | その他(ドラマ・アニメ・落語)レビュー
「武士の力を見せつけるために新古今和歌集を実朝に贈った」
とか、
「承久の乱に破れ、貴族が力を取り戻すことはないとわかりしょんぼり
 →心のよりどころにしたのが『源氏物語』」
とか、
「解釈違いです!!」
と思うところもあったけれど、知らなかったことが多くて面白かった。
「かづらき」フォントも取り上げられていた。

後鳥羽院に絶交されたことや、鎌倉の御家人の娘を息子の嫁に迎えて
承久の乱後はむしろウハウハだったことには、触れられていなかった。
自分ですべて書き写したわけじゃなく、家の者に書写させていたことも
触れられていなかった気がする。
俊成は顔も出て声つきだったのに、名前すら出てこなかったの、かわいそう。
父あっての定家だったろうに。

【メモ】
・昨年発見された写本が定家本だとされた理由は三つ
 1.サイズが他の青表紙本と同じ
 2.紙の漉き方が鎌倉時代のもの
 3.三位以上の人たちが使う「青墨」が使われていた

・『源氏物語』のオリジナルは、平安時代の間にすべて失われたと考えられている

・宇治十帖と、『源氏物語』の他の四十四帖は、
 使われている語彙を統計学の手法で比較しても、
 同じ作者が書いたと言える結果になった。

・「紫式部は救世観音の化身である」として仏像を身近に置いていた。

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