金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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映画:『花蓮の夏』

2010-11-05 19:09:33 | 映画の感想

映画:『花蓮の夏
★★★☆☆

多動性障害を持つ問題児の小学生ショウエン。
症状を改善させるには友人が必要だと言われ、
担任の教師は優等生ジェンシンにその役目を与える。
最初は仕方なくその役目にしたがっていたジェシンだが、
やがて二人は本物の親友どうしになる。
成長し、高校生になった二人。
バスケットボールのプレイヤーとして人気者になるショウエン。
一方、ジェンシンは転校生の少女・ホイジャに想いを寄せられ、
一夜を共にしようとするが、友人としてではなくショウエンを
愛するようになっていたジェンシンは
ホイジャの想いに応えることができない。
三角関係は奇妙な展開を見せ、大学生になったジェンシンは
追い詰められていく。

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『九月に降る風』がとってもよかったので、
同じ系列の台湾映画として紹介されていたこれを
借りてみたのだけど……

まさかのBL!

わたしの脳の中にBLときめき回路は装備されていないらしく、
男同士のからみのシーンでは大笑いしてしまった。
「同性愛」と「BL」は別物で、
私は「BL」が苦手なんである。

ツッコミどころ満載なんだけど、大学生になってから
のっぴきならない状況に追い込まれていくところや、
ラストのやり取りにはちょっと泣けた。
核になっているのは、同性愛なんだけど、
ホイジャという女の子なしでは成立しない物語。
高校時代の、←ショウエン←(→)ジェンシン←ホイジャで
一周しちゃう三角関係が、なつかしい感じで
ちょっといいんだよね。

しかし、やっぱり……ショウエンの行動はおかしいだろ!と
つっこみたい。


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