何だかこの二つの判決はどうもチグハグ感が否めない。
まず認知症者については家族の見守り義務はあるが、それは個々の事例によって異なるとのことである。つまり今回のように家族が目を離した隙に徘徊しておこした事件でもまったく免責になるのである。この列車事故の時にケガをした乗客がいたとしたら「残念ですけど事故をひき起こした方は認知症なのでしょうがないんですよね」ということになる。
一方、デイケアセンターに通所中であるが、これも目を離した隙に施設から飛び出し徘徊し死亡したのであるが、これは管理責任が施設側にあるとされた。
平たく言えば、「自宅ではなく施設で起こった事件は施設の責任でしょう」という判断である。これは認知症者の管理責任が(対価を伴うが)施設側に移ったことになる。この場合も列車事故の場合と同様「目を離した隙に・・・」の事故なのである。
デイケアセンターの勤務者の給与はかなり低いと聞く。行政が決めた料金表を用いているはずである。介護の現場は、仕事はきつい、給料は安い、かといって徘徊したり暴れたりする人を椅子に縛り付けるわけにもいかない。とにかくかなり手はかかるのである。
まず認知症者については家族の見守り義務はあるが、それは個々の事例によって異なるとのことである。つまり今回のように家族が目を離した隙に徘徊しておこした事件でもまったく免責になるのである。この列車事故の時にケガをした乗客がいたとしたら「残念ですけど事故をひき起こした方は認知症なのでしょうがないんですよね」ということになる。
一方、デイケアセンターに通所中であるが、これも目を離した隙に施設から飛び出し徘徊し死亡したのであるが、これは管理責任が施設側にあるとされた。
平たく言えば、「自宅ではなく施設で起こった事件は施設の責任でしょう」という判断である。これは認知症者の管理責任が(対価を伴うが)施設側に移ったことになる。この場合も列車事故の場合と同様「目を離した隙に・・・」の事故なのである。
デイケアセンターの勤務者の給与はかなり低いと聞く。行政が決めた料金表を用いているはずである。介護の現場は、仕事はきつい、給料は安い、かといって徘徊したり暴れたりする人を椅子に縛り付けるわけにもいかない。とにかくかなり手はかかるのである。
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