吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

縫合処置

2007年11月14日 08時27分15秒 | インポート

 オープンしてから縫合が必要なケガの患者さんは、まだきていません。一応切り傷、擦り傷、打ち身、ヤケドの処置ができる準備はいつでも整えています。

 昨日「僕は注射が嫌いだ」と書きましたが、過去何回か自分で自分に注射したことがあります。その一つは、会津の某病院に出張中、宴会の席で割れたコップを踏んで足を切った時でした。

 同僚医師はみんなベロンベロンでしたので一人病院に戻り、さて縫合しようとしましたがやはり酔っているとはいえ縫合針を刺入すると、それは痛いこと痛いこと・・。

 それでやむなく局所麻酔の注射を自分で刺しましたが、これも痛くて深く針を入れられないというジレンマ・・・。結局、何とか自分で縫合しましたが、「酔っていれば痛くない」というのは嘘です。だってかなり痛かったもの。


注射は嫌い

2007年11月13日 07時37分13秒 | インポート

 実は自分の右肩の関節内(正確には肩峰下滑液包内)には石灰沈着があり、昔は時々明け方に「ずずぅ~ん・・」という鈍痛で目がさめるようなことがありました。当時、関節内にヒアルロン酸とステロイドを注射してもらい、明け方の痛みだけはなくなりました。

 ですので、肩の痛みを訴えている患者さんには、肩への注射など積極的に痛みをとってあげるような方法を勧めています。

 しかしながら、それにしてもあの関節への注射は痛い。少なくとも自分が肩へ注射してもらった時は薬液が入るときの「ずずぅ~ん・・」という鈍痛に閉口していました。

 ところが開業して2人の患者さんに肩関節へ注射しましたが、お二人とも「えっ? 何、ほとんど痛くないよ? どうして?」と逆に聞かれました。

 痛くなければ、まあいいことにしよう。人の痛みの程度は個人差が激しいのか? あるいは、ただ単に自分が極度の痛がりなのか? 

はぁ・・でもやっぱ僕は注射きらいです。自分がされるのは


風邪がはやっています

2007年11月12日 07時49分45秒 | インポート

インフルエンザもさることながら、風邪がはやっています。

結構、喉をやられる人が多いようですね。この前、熱が続き咳のひどい人の胸のレントゲンをみたら軽い肺炎でした。幸い経過は良好でしたが、毎日のこまめなうがいと、早めの受診が勧められますね。

自分も含めてスタッフも気をつけないと・・・。


ちょっとクヤシイ・・

2007年11月11日 11時38分16秒 | インポート

先日、肘にコブ(皮下腫瘤)のできた患者さんがこられました。

触ってみると柔らかくてプヨプヨで、しかも可動性なので良性脂肪腫(脂肪の塊り)を疑いました。この場所にできるとすれば、「脂肪腫かアテロームか、それから頻度は低いがガングリオンか?」などと思いました。患者さんには「まあ、良性の脂肪の塊りですねーー、切らないと取れませんが、このまま放置しても差し支えないですよーー」と伝えました。

まあ、ここいら辺りの皮下腫瘤はまず間違えないだろうと思ってましたが、なんかふと変な予感がしたので「ちょっと注射器でさしてみましょうか」とばかりに内容を吸引するとふるい血液が吸引されました。結局なんのことはない打撲後の皮下血腫でした。

それにしても数週間前の打撲であり、痛みもほとんどなくムニョムニョに柔らかったことが思い違いの原因でしょう。きちんと患者さんのいう「数週間前にぶつけた」ということを聞いていればよかった・・・(教訓!!)。


変な話ですが・・

2007年11月10日 07時32分56秒 | インポート

さて昨日ウンコの話題が出たので・・・。

「感染性体液」という難しい言葉がありますが、何のことはない「人に病気をうつす元となる人間の体液」のことです。一番、感染の危険性が高いのは血液であるといわれています。最近の肝炎事件渦でもおなじみですよね。その観点からいうとオシッコとかツバとかはあまり、病気の元となる危険性は高くないとは言われています。またウンコも血が混じっていなければさほどではないようです。

 我々は通常「ツバをはきかけられる」という行為は、安全性よりも侮蔑の意味を含んだ行為であると認識します。しかしながら医学的に言えば、「血液をふきつけられる」ということのほうがよっぽど怖い行為であると認識する必要があるでしょう。

 まあでも一番、気勢をそがれるのは「ウンコをかけられる」ことかもしれません。怒りがおこるよりも、また怖いという感情が起こるよりも、むしろとたんに身体から力が抜けてまったくやる気がうせてしまいます(臭笑)。

人間の感情と身体に与える危険性は必ずしも一致しないんだなあーと思いましたもので、つい・・・。 汚い話ですいませんでした。


困った!

2007年11月09日 08時50分19秒 | インポート

クリニックの玄関に、地面から立ち上げた看板をつくりました。ところがそこに犬のおしっこををさせる人がいます。アルミ製の看板なので腐食が心配です。

それにしても以前、住んでいたマンションでも、玄関の門柱に犬の散歩の途中におしっこをさせる人がいて、たまたま住民がみかけて注意したところ、トラブルになったそうです。その犬の飼い主の方が言うには「じゃあ、一体うちの◯◯ちゃん(犬の名前)はどこでおしっこさせたらいいというんだ?」というのが彼の譲れない理論のようでした。

フランスのストラスブールでは街の道路のいたるところで犬のウンコに出くわしたことがありましたが、東京はウンコではないのですけど・・・。しかしながらさて、どうしたらいいんでしょうか・・・・。


初レセプト提出

2007年11月08日 08時46分15秒 | インポート

 昨日、開業以来、初のレセプト(診療報酬明細書)を提出してきました。これをチェックされて各保険機関は2ヶ月後に、こちらに入金してくれることになります。それにしても今まで大学病院では一人50万点とか60万点などの高額レセプトの点検もしてきましたが、自分の初回月の総点数をみて愕然! スズメの涙ですか。でもわずかなので涙もでません。

 もちろん今は当然ものすごおぉぉ~い赤字です。これが黒字に転じるのはいつのことやら・・・・。しかしこのまま黒字に転じることなく廃業していった同僚の話もきいてますので今後どうなるのでしょうね?

 すでに繁盛?している仲間からいわれましたが「一度ならず何度も地獄は這いずり回りなさい。そこから勝ち上がってきたものだけが生き残れるのです」と。なんだか医療版「虎の穴」みたいですねーー。世の中厳しいいいいっ!


しだれ桂

2007年11月07日 07時42分45秒 | インポート

Photo 当クリニックのロゴマークの所以となりました「枝垂れ桂」です。

先代がたいそう可愛がっていましたがすでに兄宅の庭に移植しましたので、もうクリニックにはありません。写真のように葉はまさにハート型の桂なのですが、枝が垂れ下がっているのがこの変態木の特徴です。

夏場になると生い茂って大分道路までせりだすため、視界をさえぎり車の往来に支障をきたしたものと思います。


電子カルテ

2007年11月06日 09時39分44秒 | インポート

 今、新規開業のクリニックのほとんどが電子カルテを導入しているようです。政策的にも将来はすべて電子化、オンライン化されることから、当クリニックでも電子カルテを導入して、そこでレントゲン写真、内視鏡写真、超音波画像、心電図所見を参照できるようLANをつなぎました。

 ところがそこまでやるにはまだまだインフラが整理されておらず結構な手間ひまと費用をがかかりました。しかも今まで勤務していた大学病院では「手書きカルテ(通常の紙カルテ)」であり、この度、開業して電子カルテにしたら慣れないこと慣れないこと・・・・(泣)。

 その要因を挙げればいろいろあるのですが、電子カルテ使用上の細かいルールを覚えきれないことと、身体(指)の動きが遅いことであろうと思われます。

 そのため患者さんをお待たせすることにもなっておりますが今しばらくの間、ご容赦をいただければ幸いです。

 ふぅ~、しかし「文明の利器」ながら、いまだに頭が混乱しています・・・・。


口、鼻、内視鏡はどちらがいい?

2007年11月05日 14時00分53秒 | インポート

先日、胃カメラの施行料金を聞きにみえられた方がいました。話の最後で「うちは経口(口からの)胃カメラですが・・・」と申し上げたところ、一瞬「えっ」という表情をされていました。

最近の胃カメラは経鼻(鼻から)やるのが普通なんでしょうか?うちではあまり経鼻の必要性は感じませんが? どちらもやってもらったことありますが、自分は口からのほうがはるかに苦しくなく快適と思います。医師の技量の差もあるのかもしれません。それにしても感じ方は人それぞれなんでしょう。

まあそれぞれに一長一短ありますが現時点ではまだ経口胃カメラに軍配が上がると思います。しかしテクノロジーの進歩で機器が改良されればゆくゆくは経鼻の時代になるのかもしれませんが。


開業1ヶ月!

2007年11月04日 12時10分11秒 | インポート

はぁ~~本当にばたばたと開業して1ヶ月がすぎました。

患者さんからは、明るくていい雰囲気だと評価を頂いております。ありがたいことです。自分は特に何もしてませんが、スタッフのみんなが明るいので助かっています。感謝です。

ところで厚労省の発表では、来年から開業医の診療報酬点数をしめつけるようです。ついこの前までは大学病院の救命救急センター勤務で、長年、さんざん不規則な当直業務もしてまいりました。ところが今度は自分が開業したとたん時間外診療も積極的にやりなさいと「開業医いじめ(?)」にあうとは・・・。

 省令では「児童虐待の疑いがある場合は児童相談所に届け出ること」と規定されています。じゃあ「開業医いじめ」があったらどこに届けましょうか? あ これ以上アブない話はやめましょう(笑)。

とにかくまだまだ軌道には乗っていませんので、これからが正念場でしょう。


地蔵通り

2007年11月03日 14時07分01秒 | インポート

Img248 昭和33~34年ごろの地蔵通りです。

場所はクリニックに一番近いところの角になります。当時はJ 写真屋さんがありよく父は現像をお願いしていました。隣の I 洋品店さんは今も営業されております。

クリニック開業にあたり、当時うちが広告をだしていた電柱(写真中やや左)に広告を出そうとしましたが、すでに他店の広告が入っていましたので断念せざるをえませんでした。


インフルエンザ

2007年11月02日 07時33分01秒 | インポート

先週、当クリニックでも2人いらっしゃいました。

どちらも突然の高熱でふらふらしてらしたので、迅速検査をしたらインフルエンザAのところに反応が・・・。特に咳、鼻水などおもいあたる症状なく、いきなり高熱がでたら要注意ですね、

 早めの予防注射がよいです。予防注射してから効果がでるまでには2週間くらいかかりますので、もう打っておいたほうがよいかと。

ちなみに当院では税込み¥3150です。高齢者補助のある方は北区の用紙もありますので北区区民の方もご心配なく。


諸行無常

2007年11月01日 13時47分20秒 | インポート

Img141 >当時は「咳がよく出ることを咳止めというのだ」と・・・・

 昔は、「咳が出るだけ出れば、止まるのだ」と誤解してました。それと同じように医大で習うまで「妊娠中毒症とは、すぐに妊娠してしまう子沢山の婦人」をさすのだと思っていました(笑)。

 写真は院長の幼稚園時代です。とても可愛らしいですね? でも今では見る影もありません。