白楽天が詠った燗酒、「原典(に近いもの)」をあたってみました。
王朝のアンソロジー、和漢朗詠集です。
川口久雄訳注(1982)の、601ページの講談社学術文庫です。
解説によれば、編んだのは藤原公任、成立は1018年のようです。
立春や納涼、落葉、炉火といった春夏秋冬の項目から、風、雲、松、猿、管弦、交友、恋、など、さまざまな分類でのアンソロジーです。
その中に「酒」という項目も立てられており、12の詩歌が収められています。
また、全編に目を通すと、その他の場所にも「酒」に関する詩歌が収められています。
例えば件の白楽天の燗酒
林間煖酒焼紅葉 石上題詩掃緑苔
は「酒」の部でもなく「紅葉」の部でもなく、「秋興」の部に入っていました。
普段、詩歌とはかけ離れた生活を送っていますが、たまに「パラパラ」と眺めてみるのも良いものです。
また、千年前の文化を伝えるものがある、ことに驚きと感謝、です。
升本総本店
http://e-masumoto.com/default.aspx
王朝のアンソロジー、和漢朗詠集です。
川口久雄訳注(1982)の、601ページの講談社学術文庫です。
解説によれば、編んだのは藤原公任、成立は1018年のようです。
立春や納涼、落葉、炉火といった春夏秋冬の項目から、風、雲、松、猿、管弦、交友、恋、など、さまざまな分類でのアンソロジーです。
その中に「酒」という項目も立てられており、12の詩歌が収められています。
また、全編に目を通すと、その他の場所にも「酒」に関する詩歌が収められています。
例えば件の白楽天の燗酒
林間煖酒焼紅葉 石上題詩掃緑苔
は「酒」の部でもなく「紅葉」の部でもなく、「秋興」の部に入っていました。
普段、詩歌とはかけ離れた生活を送っていますが、たまに「パラパラ」と眺めてみるのも良いものです。
また、千年前の文化を伝えるものがある、ことに驚きと感謝、です。
升本総本店
http://e-masumoto.com/default.aspx