牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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日本酒フェア2008(公開きき酒会)@サンシャインシティ

2008-06-12 09:25:31 | 酒の情報(酒エトセトラ)
昨日、11:00からのお客様が11:30頃お帰りになり、急ぎ有楽町線に飛び乗り訪れた先はココ。

巣鴨プリズン跡に建てられたサンシャイン60&サンシャイン・シティです。

昨日の記事は次なる東京名物と期待される新東京タワーでしたが、ここも竣工当時は大いに話題を呼んだものです。

お目当ては、コレ。

日本酒フェア2008公開きき酒会、です。
(急いでいた訳は、入場が12:00まで、なんです)。

「全国新酒鑑評会」の入賞酒約500点が勢ぞろい。
地域ブロックごとに分かれ、きき酒です。


東北や信越は人気があるようで、列を作って順に進みます。


ちなみに、お酒は例のリターナル瓶入。その前の大きな一合入りの猪口に入っていて、そこからスポイトで自分の猪口に移します。

(ところで、この「スポイト」、会場やパンフでは「スポイド」と、最後の「ト」を濁らして連呼・記載されていましたが、語源のスペルはSpuitなので、濁りませんよねぇ、、、)

きき酒、もちろん飲むわけではなく、色や濃さを見て、香りを確かめ、口に含んで味わい、ペッと捨てるわけですが、それでもやはり呼気などからアルコールを吸収するのでしょうか、少しずつ酔ってくる感じで、とても「約500」の全てをきくことは不可能です。
(まあ、時間で見ても、一つに1分としても500分=7時間超、三十秒としても4時間近くですから、自ずから限度がありますね)

とりあえず、ちょっと空いている四国・九州とかは金賞酒だけは全部きいてみました。その他は金賞飛ばし飛ばし。

公開きき酒会、他の酒ブログでも出ているのかな?


そこで感想、、、、、こんなことを言っては酒屋として失格かもしれませんが、「これはちょっと」というものがたまにある以外は、「みんないいなぁ」でも「皆似通ってるなぁ」というのが正直な感想。

どれも新酒で吟醸酒で、ということもあるのでしょうか。
また、鑑評会の点数のつけ方は存じ上げませんが、多くの人での投票となると、どうしても極端にキャラ立ちしたお酒よりも、最大公約数的なものが上位に来るのが世の常。

塩を舐めながら呑むような求道者は別として、「どんな肴と合わせると楽しそうかなぁ」という食い呑み好きの身からすると、ちょっと幅が狭い気もします。
まあ、鑑評会の趣旨は、技術を見るということも大きいのでしょうから、わかるのですが。

さて、公開きき酒会は13:00で終了。その後は隣接した会場で開催されている「全国日本酒フェア」へ。


ここでは、各県の酒造組合がさまざまなお酒を陳列・試飲・販売していました。
きき酒会で見つけた「いいなぁ」というお酒の蔵元さんもいらしていて、二言三言。お付き合いが始まるとうれしいですね。

その他、「長期熟成酒」などのコーナーもあり、なかなか楽しめました。

大変な賑わい。若い女性も多かったです。
「会の意義」云々より、日本酒にこれだけの人が集う、というのはいいですね。



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