牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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季節の梅酒、梅酒の季節(その1)

2008-06-10 12:53:35 | 附属酒類経済研究所
最近、倉庫でよく見るもの。。。。。


そう、梅酒を漬け込むホワイトリカーです。
最近では「ホワイトリカーじゃあ駄目!!」と本格焼酎や味醂、あるいはウイスキーとか日本酒で漬け込む人・主義主張も耳にしますが、やはり最もメジャーなのはホワイトリカー。

何で漬け込むか、私もいろいろ試してみましたが、本格焼酎では麦焼酎が、また、味醂も面白いと思います。
ちなみに、日本酒の場合、「梅酒用の日本酒」など、アルコール度数20゜以上のものを使わないと、酒税法にひっかかりますのでご注意。

最近では、焼酎や日本酒の蔵元さん自らが作る梅酒も良く見るようになりました。弊社でも、「母の日ネタ」「ヘルシーネタ」として、百貨店などで展開中。
写真は小正さんの本格焼酎仕込の梅酒

さて、「焼酎や日本酒の蔵元さん自らが作る」というのは、もちろん需要があるということ。どの位の市場規模なんでしょう。


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業界トップ、というより市販の梅酒の代名詞と言えるのがチョーヤ梅酒さん。

ウメッシュ!というソーダ系も評判です。
財務諸表を見ると、売上118億円、利益14億円。
(ちなみにこの会社、資本金2,800万円。従業員120人。。借金もほとんど無し、、、なかなかの会社です。)
商品のほとんどが梅酒のようですから、これはマーケットの下限。

一方、2007年の共同通信配信の記事では、アサヒの推定では市場規模は2006年に400億円を超える規模に成長、とあります。

まあ、期待も込めての推定とすれば、この辺りが上限。
と、いうことで300億~400億円といったところでしょうか。
これって、「特保」で名を馳せた「ヘルシア」と同じくらい(確か、初年度で300億と聞きました)です。
大きいのか、小さいのか、なんと評価していいものやら。。。。

個人的な見方としては、このくらいの規模(の小ささ)なら、全体としてはまだまだ増える余地があるし、また、このくらいの規模(の大きさ)なら、個々の蔵元さんから見れば、大平原で、食い合いになることはなく、チャレンジできる、というイメージでしょうか。

百花繚乱、も楽しいですね。

そういえば、梅で有名な大阪天満宮では、昨年くらいから「日本一の梅酒はどれ?」を決める梅酒イベント「天満天神梅酒大会」を開催しているようです。


第二回目となる今年は、全国から124銘柄の梅酒が出品、3月初旬に大阪天満宮を訪れる人の一般投票(人気投票)5,800票により選ばれるというものだそう。
今年の栄冠は???株式会社明利酒類の「百年梅酒」という商品が日本一に選ばれたようです。


寡聞にして知らず、です。残念。
ウチで扱えるのかなぁ、、、聞いてみようっと!

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