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商売柄、一般の方々から「ワインと日本酒の違いは?」と聞かれることも少なくありません。
ワインはブドウから造られるのに対し、日本酒はお米と水から造られる、といった原料・製法的なことに加え、自分的に強調しているのは、
ワインは農産物と言う性格が強く、日本酒は工業製品という性格が強い
ということ。
そう思うのも、ワインは「ブドウ畑-ブドウ-ワイン」という結びつきが強いことによりますが、それを実感させるのが、ワインに関する国際組織「OIV」。
フランス語の「Office International de la vigne et du vin」の略称で、英語だと、「International Organisation of Vine and Wine」
最後のVine and Wine というのがミソで、Vineはブドウ、Wineはワイン。
日本語では「国際ぶどう・ぶどう酒機構」と訳されるようですが、ワイン(醸造)だけでなく、ぶどうの栽培にも思い切りコミットしている機関です。
そんなOIVから年次レポート(プレゼン)があったようです。
ポイントは3つのようですね。
The size of the global area under vines rose to 7534 kha in 2015: China's vineyard surface area continued to increase (+34 kha), confirming its place as the country with the 2nd biggest vineyard surface area.
世界のワイン畑は、ワイン畑世界第2位の地位を確固たるものとした中国の面積増(+34,000ヘクタール)もあり、7,534,000ヘクタールにまで達した。
7,534,000ヘクタールと言っても良くわかりませんね。
ただ、中学校で日本の国土は38万km2と習いました。これは変換すると38,000,000ヘクタールですので、7,534,000ヘクタールはその5分の1に相当します。
「日本は小さい国」という思いからすると、世界のブドウ畑全体で日本の5分の1とは、案外狭い。
二つ目はワインの生産・消費量。
World wine production increased by 2.2% compared with the previous year, reaching 274.4 mhl in 2015.
Global wine consumption has stabilised since the 2008 economic crisis: it is estimated at 240 mhl for 2015.
世界のワイン生産は2.2%増加して274.4メガヘクトリットル。
これに対し、消費量は240メガヘクトリットルと推定される。
メガヘクトリットル(mhl)?
どのくらいの量か、換算する気も起きなかったのでそのままの数字として、生産と消費の差が1割くらいあるのですが、これはどういうことなのでしょうか?
保管? 貯蔵熟成? 流通在庫? などとも考えられますが、これらは前年分とも相殺するはずですし、、、、、、これは今後の課題としましょう。
そして3つめは、貿易量。
The world wine trade continued to grow in volume and especially in value: 104.3 mhl (+1.8%), 28.3 bn EUR (+10.6%).
貿易量が増加し続ける中、量ベース(+1.8%)よりも金額ベース(+10.6%)での伸びが著しい。
これらの実績、今日ご紹介したものはプレゼンで発表されたものですが、後日公表される年次レポートではなかなか面白いまとめ方(図)をしているので、今度ご紹介しましょう。
それでは!
勉強になるなぁ、升本総本店。
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