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昨夜、テレビで見ました。
「ベートーヴェンはコーヒーが大好きで、豆をきっちり60個数えて淹れていた」
ふーん。
音楽家でコーヒーといえば、「コーヒー・カンタータ」のJ.Sバッハをすぐに思い浮かべますが、同じく超大物のベートーヴェンにもそんな逸話があるんですね。
コーヒーカンタータの楽譜
(はっきり言って、読めない)
で、そのテレビでは、ベートーヴェンの言葉として
「一杯のコーヒーはインスピレーションを与え、一杯のブランデーは苦悩を取り除く」
というのが紹介されていました。
ベートーヴェンと言えば、年末(かな)、「ワイン好き」というご紹介をした覚えがあるので、??となったのですが、、、、、まあ、そうなのでしょう。。
ただ、ブランデーって、いわばワインを蒸留したものなので、ワインよりも普及した時代はかなり下りそうな気もするのですが、ベートーヴェンの頃からもうあったのでしょうか?
キリンさんのホームページに、かなり詳しく出てました。
高級酒のイメージのあるブランデー。そもそもは、1~2世紀ごろの古代エジプトやギリシャで、ぶどう酒を蒸留したのが始まりといわれる。
<中略>
ブランデーは、古くからある酒ではあったが、ほかの酒の草創期と同様に、当初は薬として飲まれていた。記録では13世紀に、スペイン人の錬金術師で、かつ医者でもあり、前回の「洋のリキュール、和のリキュール」にも登場したアルノー・ド・ヴィルヌーブが気つけ薬として重用していたとされている。そのため、ブランデーはフランス語で「いのちの水」(オー・ド・ヴィー)と呼ばれている。
そんなブランデーが嗜好飲料としてメジャーになったのは、16~17世紀に入ってから。
<中略>
こうしてブランデーはヨーロッパで地位を確立。1713年には、フランス国王であったルイ14世が国内のブランデー生産を保護する法律を制定した。こうして注目を集めたブランデーは、各国の宮廷で愛飲されるようになり、王侯や貴族の酒というイメージを決定づけた。
なるほど、バロック音楽を語る上で欠かせない大物のルイ14世がブランデーの普及の立役者だったんですね。ちょっと驚き。
ルイ14世
そしてこのブランデーを、バロックの後の古典派音楽の超大物、ベートーヴェンが讃えた、という訳ですね。
いやぁ、勉強になるなぁ、升本総本店。
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