牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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江戸の粋、というより世俗ですね。狂歌に見る新川。

2017-07-08 12:33:37 | 新川大神宮と新川
                           
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2,3日前、新川を詠んだ「川柳」をネタにしましたが、今日はそれに引き続き「狂歌」です。


狂歌は、「狂歌江都名所図会」というのに色々出ているようです。


この「狂歌江都名所図会」、歴博の説明によれば、

初代・二代広重の挿絵入狂歌本。 全16篇のうち、二代広重が挿絵を描いたのは15・16篇、全篇が完成した年代は不明であるが、安政三年の序がある。江戸名所図会を狂歌で示し、当時の庶民文化史の基本資料となるもの。

ということで、やはり新川や新川酒問屋は江戸風俗の中に位置づけられているのですね。


「図会」ですから絵もあります。
新川の場面を見てみましょう。




新川とそのほとりの酒蔵、新川の橋を渡る人々が描かれています。


画面上部の空の部分に狂歌が書かれていますが、、、、、読めない。。。。。


ここは高校生のようですが、「あんちょこ」に頼りましょう。



百薬の長たる酒のにが口もふくみほきだす新川の店

新川は下戸の建てる蔵はなし何れ上戸が目あてなりけり

酒問屋菰かむりや取引も右も左もみな旦那様

新川のつは者なれや鬼ころし三星うちし樽の曲持

きき酒もする新川の大問屋小判の耳も揃う身代

新川に名に負う酒の大関や呑口も猶つよき剣菱

大川の口より入りし酒樽を蔵の尻から出す新川

うーん。

最後の下ネタ系はともかく、どうしても世俗的なものになってしまいますね。


どなたか、格調の高い和歌でも詠んでくれないかしら。



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