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ガラケーではなくイムゲー、です。
芋類や穀類などでんぷんが含まれているものは、それを糖化しアルコール発酵させればお酒ができるし、それを蒸留すれば「○○焼酎」みたいなものができます。
そこで、こうした芋類や穀類などで地域振興の一環として、地元産品で新しいお酒を、という例も見られますが、「普通の焼酎の方が美味しいヨ」などと、なかなか難しいようです。
そんな中、こちらは昔造っていたお酒の復活、だそうです。
伝統酒「イムゲー」復活 泡盛技術で原料を蒸留 請福酒造、多良川、久米島の久米仙
請福酒造(石垣市)、多良川(宮古島市)、久米島の久米仙(久米島町)の離島酒造3社と沖縄県工業技術センター(うるま市)が、100年以上前に県内で庶民に広く親しまれた伝統蒸留酒「イムゲー(芋酒)」を復活させた。
「イムゲー」というのは初めて聞きました。
カッコ内に「芋酒」とありますから、芋ベースなんでしょうか。
イムゲーは約100年以上前に造られていた。首里王府の管理下で造られた泡盛と異なり、庶民に身近なイモや黒糖で自家用に製造していた。酒造3社と県工業技術センターは15年からイムゲーの研究を始め、現在の酒造設備で製造できる技術を確立した。泡盛の製造技術を駆使して米麹(こうじ)、サツマイモ、粉黒糖の3種類の原料を蒸留する。製造したイムゲーは酒税法でスピリッツに分類される。
芋焼酎は米麹とサツマイモ、黒糖焼酎は米麹と黒糖ですから、そのハイブリッドということでしょうか。
「自家用に製造されていた」というのが沖縄らしいですね。
琉球新報だけあって、ちゃんと用語説明もついていました。
<用語>イムゲー(芋酒)
琉球王朝時代から大正時代にかけて醸造された蒸留酒。原料は雑穀(米麹(こうじ))、甘藷(かんしょ)(サツマイモ)、黒糖など。泡盛の製造技術を基にして1700~1900年ごろに県内の離島や首里以外の地域などで造られた。1896年「県統計書」によると製造戸数(事業者数)は泡盛が272戸、甘藷焼酎(イムゲー)は7566戸、製造高は泡盛は2万533石、イムゲーは2618石あった(1石=180リットル)。イムゲーは主に自家消費を目的に製造され、王朝文化の泡盛に比べて庶民の文化に当たるという。酒類の自家製造の規制や廃藩置県、米軍施政権下などを経て、製造は徐々に途絶えたとみられる。
なるほど、ちゃんと統計も取られていたくらいの存在感だったのですね。
泡盛に比べ、事業所数は25倍、製造高は10分の1ですから、本当に自家消費の規模。
山梨のブドウ農家が自家用にワインを造っていた、というのに近いのでしょうか。
そんなイムゲーですが、今回発売される復刻版は720ミリリットルで価格は1620円(税込み)だそうです。
ちょっと試してみたいですね。
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