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ちょっと前にEテレ「日曜美術館」で「晩酌してから仕事」という陶芸家さんを見たことに触れました。
外出の際の三越前での乗り換えの合間に、その作品も出品されている「日本伝統工芸展(日本橋三越)」に寄ってきました。
(1時間以内の乗り換えだと無料なんですね。便利)
コロナ禍で人が少ないせいか、あるいは密対策なのか、例年より「広い」感じの空間で開催中。
この展覧会、陶器はさておき、普段なかなか見る機会の少ない漆芸や木工があるのが楽しみなんですよね。
楓嵌装小箪笥と題されたこれなどはちょっと変わった形で、二つの小箪笥が「くの字」型に連結されています。
「楓」の杢と象嵌部分のコントラストもきれいで、琵琶やリュート(テオルボ)、ギター、チェンバロなどの楽器の響板も連想させます(そんな楽器が欲しいなぁ)。
こういうの、海外ではあまり見ませんよね。王侯貴族が作らせたものが博物館に残っているくらいでしょうか。
それが日本で脈々と造られているのは、工芸家が画家より(かなり)低い立場に見られる海外とは相対的に工芸家が尊重・尊敬される日本ならではの状況かな、とも思いました。
それはさておき、お目当ての吞兵衛陶芸家さんの作品。
テレビでは「上に向かって開いている素焼きのような器」だったのですが、、、、、
いや、これではありません。
そう、これです。
羽石修二「窯変筒花器」
「日本工芸家会長賞」という賞を受賞されています。
(なので、「日曜美術館」でも取り上げられたのでしょう)
「筒花器」というんですね。笠間焼のようです。
さすがにこれではお酒は飲めなさそうですが、これのミニチュアとかあればよいのに。
で、「羽石修二」さんという名前を見て何か思い出して、調べたら、、、
あ、松屋銀座さんの7階ギャラリーで定期的に個展を開かれているようで、仕事も含め、松屋さんに赴いた際には結構寄っているので、その時にお名前を見たのかな。
今度個展があるときに立ち寄ってみましょう。
(受賞されたということで、お値段が上がってなければよいのですが)
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