牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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言われてみれば当たり前ですが、日本酒杜氏による製造プロセスの違い、というのは整理されているのでしょうか。

2021-10-08 12:36:40 | 附属酒類経済研究所
                          

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昨夜の地震は、緊急地震速報と揺れ始めがほぼ同時(震源浅い?)なのに、揺れ方はそんな感じではないし、実際震源も深かったようで、ちょっと気味の悪い感じでしたね。

そんな中、日経夕刊を眺めていたらお酒(酒蔵)の記事があったのでパチリ。






富山の若鶴酒造さん。東京でも「苗加屋」をたまに目にします。
(最近ではウイスキーも有名ですね)


直接のお取引はないので、蔵元さんの状況は存じ上げなかったのですが、記事によれば越後杜氏と南部杜氏の二つの流派を抱えていて、それぞれ別のお酒を造っていた(造っている)ということですね。

それ自体初耳で「ふーん」だったのですが、さらに「ふーん」「ふーん」だったのは、こんなくだり

越後流はコメや麹になるべく水分を吸わせずに発酵を抑えて軽い飲み口に


南部流は麹の量が多く、水分もあまり飛ばさないため「甘くてガツンとくる」



「能登杜氏は味が濃い」など、流派による味わいの傾向の違いは聞きますが、プロセスにまで言及しているのは珍しいですね。

味わいの違いはプロセスの違いに起因するのでしょうから、「当たり前」なのですが、技術の秘匿というのか、杜氏によるプロセスの違い、ってなかなか聞きません。

ただ、この「杜氏によるプロセスの違い」って、研究者的にはすごく気になるというか、そのナレッジが蓄積されれば、お酒の味わいの「設計」にいろいろ役立ちそうなので、もしかしたら100年来お酒の科学的再現性を追求してきた醸造試験所(今は酒類総研ですね)では公開しないまでも結構研究してそう。

ちょっと調べてみましょうか。




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