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ここまでに江戸東京佃煮紀行と題して触れたのは7軒の佃煮屋さん。
本場の佃島をはじめ様々なお店をご紹介していますが、よく考えると地元神楽坂界隈のお店って紹介していないんですよね。
と、いうより、古くからの佃煮屋さんが見当たらない、というのが正直なところ。
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以前は、神楽坂上の先、東京メトロ神楽坂駅の手前に「有明家」さんという古い佃煮屋さんがあったのですが、何年か前(もしかしたら10何年前?)に閉店し、今では不動産屋さんになっています。
結構古い感じのお店だったのですが、調べてみると開店は昭和4年で、四谷の本店の出店だったようです。
と、いうわけで、本家の四谷の有明家さんまで走って行きましたよ。

四ツ谷駅から新宿通りを四谷三丁目に向かって最初の角にある「有明家」さん。
八階建ての「有明家ビル」という建物の1階が、昔ながらの風情の佃煮屋さんになっています。
創業は文久年間(1861~1864年)。ウチのHPによれば、ウチが揚場河岸(神楽河岸)に移転したのが万延元年(1860年)ということですから、その直後ですね。
買い求めたのは「しらす 100g」700円ナリ。
(そろそろお値段の感覚がつかめてきましたが、これは江戸標準価格ですね)

お酒(新川大神宮で頂いた惣花)と共に頂きましたが、「薄あまじょっぱい」感じで、「しらす」の味や歯ごたえも感じられる上品な味です。
切れ味というか、醤油の塩辛さの尖り具合で言うと、鮒佐 > 丸久・天安本店 ≅ 有明家という感じでしょうか。
繊細な分、ご飯よりお酒に合いそうな気がします。
ちなみに有明家さんから目と鼻の先にはお得意先の酒屋さん「鈴傳さん」がありますが、こちらの創業は嘉永3年(1850年)なので、150年前には「鈴傳のお酒と有明家の佃煮で一杯」というシーンがあったのかもしれませんね。
神楽坂の有明家さんでも買ってみたかったなぁ、、、
平成は遠くなりにけり、です。
【週末ジョギング・江戸東京佃煮紀行】
その7:佃島「つくだに 丸久」
その6:東雲「佃宝本店」
その5:谷中「中野屋」
その4:佃島「天安本店」
その3:新橋「玉木屋」
その2:東上野「鮒藤商店」
その1:浅草橋「鮒佐」
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