牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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純金まであとわずか? 23金のワインセット!!!

2021-10-25 13:00:55 | 附属酒類経済研究所
                          

                           【公式HPはこちら↑】






仕入れ先から頂いたワインの見積書(表)を見ていたら、「価格」の右側の欄にこんな記載がありました。

1金
1金
3金
1金
1金
4金
2金
6金
3金


この記載の表頭(表の上の欄)には特に何も書かれていません。

「●金」というと、24金とか18金とか、「金の純度」を連想しますが、ワインに金は入っていません。
自分も一瞬何かな?と思ったのですが、これ、なんだかわかりますか?


こちら、どうも各ワインが各地のコンクール・コンペティションなどで受賞した「金賞」の数のようです。
実際、この表の最初(左側)の方の各ワインのスペックのところの「国/地域」の隣には「受賞歴」というのがあって、例えば「4金」のワインの場合、


サクラワインアワード2021年ダブル金賞
ロンドンワインアワード2020年金賞
チャイナワインアワード2020年金賞
アジアインポートニュースアワード2020年金賞



とありますから、確かに「4金」です。
いやぁ、何ともいえない表現ですね。

確かに以前から、ワインのクオリティをアピールするのみ「金賞受賞」を謳う例は散見されました。
特にコロナ禍の通販需要の取り合いの中ではそれがさらに進んで「金賞の数」を競うようになってきて、セット物になると、「全部で金賞●●個」という表現も見られるように。



楽天で見つけた例



こうなるともう「記号」の世界
正直どうかとは思うのですが、お客様のニーズもあるようなので、売る側としては無視できないですね。
(ただ、よく考えるとワインの場合「パーカーポイント86点!」というのも良く使われてますね)

これが進むと、日本酒でも


「その日本酒4本セット、何金?」

「9金です」

「なかなかだね。でも12金くらいまで何とかならない?」


なんて会話が交わされるようになるのでしょうか。。。。。




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