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燗酒ネタは続く。
「ぬる燗」「熱燗」「人肌燗」など、(ウチの販促チラシなども含め)温度帯による色々な呼び方がありますが、それに決定版はあるのか?という件。
燗酒居酒屋?さんの11段階や、昨日ネタにした日本調理科学会誌の論文での「人肌燗37℃/ぬる燗43℃」などのちょっと刻んだ温度設定などを見てきましたが、さらに調べてみると、決定版!と言ってもよいものが見つかりました。
これ、酒類総研(独立行政法人 酒類総合研究所)の広報誌にあったもの。
なんでも、「酒類の販売及び消費に関する調査」と銘打ち、定期的に行っている調査の中の「燗酒調査」というものらしい。
居酒屋チェーンを中心とした25店舗で調査をしているらしいのですが、説明文にはこう書いてある。
隠密で臨場し、燗酒提供時の温度、放置後の温度などを調査しました。
「隠密」デスよ。忍者みたいですね。
ただ、隠密とは言っても、写真にも出ている温度計(赤外線放射温度計)で実際に測ったり、記録したりするでしょうから、これ、かなり怪しい行動ですよね。
これに対し、この前NHKの「ねほりんぱほりん」という人形?番組でやってたグルメガイド「ミシュランガイド」の隠密調査員の話で、彼らは怪しまれないようにお店の中では全く記録を採らず、すべて暗記する訓練も受けるようです。
さすがミシュラン。
それはさておき、冒頭の温度-呼び方の図は、あくまで「呼び名の一礼」とか「●●℃前後」となっていますが、公的機関(独法)が出しているのですからこれを引用すればオーソライズされますね。
と、思ったのは酒類総研は公的機関、、、、とすると、調査員は「公儀隠密」ですね。
ちょっと「江戸を斬る」っぽいですね。
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