牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

「酒は百薬の長」には前置きがあった! 「塩は食肴の長」ということです。

2023-06-12 12:51:25 | 附属酒類経済研究所
                          
<href="http://sake-masumoto.co.jp/">

                           【公式HPはこちら↑】




そうそう、一昨日も話題にした、ジョギング中に立ち寄った、本所にある「たばこと塩の博物館」


塩の部?の展示の入り口には、塩や塩造りに関する色々なキャッチフレーズ?のような幟が立っていましたが、これもその一つ。





百薬の長に対して食肴の将

枡酒の縁に塩が盛っている写真が添えられています。


「百薬の長」はお酒でしょうし、「に対して」とありますから、「食肴の将」というのは塩のことなのでしょう。
(英語で「It is the most essential food of all.」と記されているので、そうなのでしょう)

そう思いながら、一応「食肴の将」で調べてみると、実はこれ、「百薬の長」と一緒に漢書の「食貨志」というところに、前漢末期の為政者「王莽」の詔として出ているらしい。

夫鹽,食肴之將
酒,百藥之長 嘉會之好
鐵,曰農之本
名山大澤,饒衍之臧


大学入試レベルの知識でざっくり解釈してみると、

夫鹽,食肴之將
⇒塩は食の中で最も大事なもの

酒,百藥之長 嘉會之好
⇒酒は百薬の長で、めでたい会合で出る好きもの

鐵,曰農之本
⇒鉄は農業の基本

名山大澤,饒衍之臧

⇒名山や大きな湖沼は豊穣(な資源の)倉庫のようなもの

でしょうか。


勉強になるなぁ。週末ジョギング。

#しかし、上の幟の写真の塩を持った枡酒、意味的には百薬の長と食肴の将の合体版で最高!ですが、正直、体にはあまり良いとは言えませんね。注意注意。





★★お酒に関する諸事万端のご相談を承っております(商品企画/情報提供/寄稿等)★★

★★★★酒・ブログランキングにエントリーしています★★★★
応援何卒よろしくお願い致します

応援のクリックを↑↑↑↑↑

【アルバイト・契約社員募集中!】
(1)飲食部門(フロアスタッフ兼新規開店企画)
(2)酒類営業部門(倉庫管理兼営業企画)
(3)酒類営業部門(通販管理)
日時・時間はご相談。正社員登用もあり。男女問いません。詳細は当社HPまで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする