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合従連衡? 丸紅と国分さんの包括提携。

2014-12-05 16:24:48 | 附属酒類経済研究所

                           
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今朝の日経





丸紅、国分と包括提携 食品卸2位グループに

 丸紅は食品卸3位の国分と包括提携する。2015年6月をめどに互いの事業子会社に出資し、商品の仕入れや営業、物流などで協業する。独立系の国分が特定の企業と幅広い分野で提携するのは初めて。丸紅・国分連合の食品卸分野は売上高が単純合算で2兆円近くとなり、最大手の三菱食品に次ぐ規模となる。


300年以上にわたり独立を堅持してきた国分さんが、です。

で、さっそく国分さんのニュースリリースも見てみましたが、タイトルこそ

「国分と丸紅による卸事業に関わる提携に向けた検討開始について」

と、「検討開始を合意」ということですが、内容は新聞とほぼ同じというか、より具体的な提携内容が書いてありました。本気なんですね。


その内容はさておき、「おや」と思ったのが、冒頭の部分の記述。


流通業界におきましては、高齢化や単身世帯・共働き世帯の増加など、社会構造の変化への対応を迫られる一方、原材料価格の恒常的な高騰や急激な為替変動、人件費やインフラコストの上昇など、収益の圧迫要因が増大しています。また、業界の垣根を超えた競争が更に厳しさを増しており、合従連衡による業界再編の動きも活発化しております。 
(後略)


ここで、「合従連衡」という言葉が使われています。

「結びついたり離れたりする」ことを意味する中国の故事成語でしょうが、自分の持っているニュアンスとしては、「その時に利害に応じて」くっつたり離れたり、という、謀略っぽいイメージ。

新聞記事やノンフィクションや小説などで(第三者的に)業界再編をそう表現したりする時にはよく見ますが、プレスリリースの中で、(自分たちのことも含め)言っているのは初めて見た気がします。

まあ、業界の流れはまさに「合従連衡」なので、その通り、なのですが、なんとなく、気になりました。




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