きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

「馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。」/藤森かよこさん著

2021-02-11 | 読んだ本

「馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。」/藤森かよこさん著


んん~私のことじゃないか、と思って読んでみることにした。

だが、ことあるにつけ「馬鹿ブス貧乏なあなたは~~だろう」とか「馬鹿ブス貧乏なあなたはこうするべきだ」という文体を読むにつれ、馬鹿ブス貧乏な自分は現実を正視するのが辛くなり、「もう読むのはやめようか」と思いつつ、それでも今の自分の年代は、どうするべきかだけ読んでおこう、と思って(年代別に「~~するべきだ」が書いてある)パラパラ読むと・・・なんと!!この本にはあの「国際金融を握っている特権的支配層」のことが書いてあった。

このページを見て、私は「ハッ!」と思う。まさしく馬渕さんと同じこと。やはり世界はその方々が動かしているのだろうか??(他にも南北戦争や明治維新の見解が同じ)

でも、この方は「保守」ではない。恐らく逆だと思う。だけど、神社とか水周りの掃除とか、古きよきものも大切にされている。だから、真実にはほんとは右も左もないのではなかろうか。右だから左だからと分かれないで、この国を好きだという同じ気持ちで本当の情報を探っていけば、たどり着く地点は同じなのではなかろうか。

そしてその次に「こんな世界に生き続けていく私はこれからどうすれば良いのか」という私の最近の悩みに対するヒントが書いてあった。

あなたは「彼ら」に関係なく幸福でいることだ。権力も地位もカネも何もないのに、幸福でいるってことだ。平気で堂々と、幸福でいるってことだ。世界を、人々を、社会を、「彼ら」を無駄に無意味に恐れず、憎まず、そんなのどーでもいいと思うような晴れ晴れとした人生を生きることだ。「彼ら」が繰り出す現象を眺めつつ、その現象の奥にある真実について考えつつ、その現象に侵食されない自分を創り生き切ることだ。(原文のまま)


んん・・・分かるようで分からない。。。難しい。。。
真実について考えつつ、その現象に侵食されない自分を創り生き切ること・・・しかも堂々と幸福で。
なるべくそうしてみようと思うけど。。。

ここを読み始めてから、私は前に戻り、後に進み、結局全部読み終えてしまった。読み終わるとちょっと暗澹たる気持ちになった。これから老齢期を過ぎる私は年金制度の不安といい、孤独死といい、現実を考えると結構厳しい未来が待っているからだ。(しかしこの本では「馬鹿ブス貧乏なあなたは今までも情報弱者で真っ暗闇のミステリーゾーンを歩いてきてるようなものだから、大丈夫よ。」等と悲しいフォローをしてくれる)

そして読んでいくと、うなづける内容も多い。この藤森さんは私よりひと回り上の年代の方だが、長く「女」を生きているからである説得力のある言葉が並ぶ。この本では更年期障害のこともページを割いて書いてある。著者の藤森さんのお母様の更年期障害が酷かったので、この方は若い頃から更年期障害を勉強していたそうなのだ。

それによると、更年期障害が大変な女性は二つのパターンがあるようだ。一つは元美人で男性からチヤホヤされて「女」であることに依存してきた女性。(そうでなくなった時に反動が大きくなって不安定になるそうである。)もう一つは仕事が優秀だった女性。(頑張ってきた女性はこの時期に社会の仕組みや構造が見えてきて、今までの努力が虚しくなるそうである。)

ここでも藤森さんは私へのフォローを忘れない。
「馬鹿ブス貧乏なあなたは大丈夫!女としてチヤホヤされてこなかったし、出世欲が無くて最初から欲しいのは給料だけ。そう言う人は更年期が過ごしやすくできてるから平気!」

そう言えば更年期障害・・・・もしかしていつの間にかもう過ぎてる??@@もしかしたら気がつかないうちに終わってる?それともまだこれから??10年前は(これからどうなるんだろう・・)ってビクビクしてたんですけどね。。(^_^;)

このまま更年期障害・・・無症状で終わってくれますように・・・(^人^)馬鹿ブス貧乏な私ゆえに。。。



8 コメント

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Unknown (があこ)
2021-02-11 23:03:55
刺さりました
私もバカでデブでブスでビンボーです
身の丈に合わせ、素朴に生きよということなのでしょうか 
でもバカで……
は、世の男性女性問わず99%くらいの人が当てはまるような気がしますね
残りの1%にお任せしてもいいのかもしれませんね
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おはようございます♪ (みみ)
2021-02-12 08:52:48
があこさんと同じく ほとんどの人に当てはまると思います。
後はネガティブにとらえるか どうか?
ポジティブにとらえる と言うより「♪ケ・セラ・セラ なるようになるさ 先のことなど わから~ない♪」くらいに思っていた方が気楽と言うか私には合っていると思ってます(笑)

だからお金には縁がないんだよね~
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>があこさん (sake)
2021-02-12 09:06:09
私も心にささりました。
身の丈に合わせ素朴に生きよということなのでしょう。この箇所の前に危険な例があって、それはそういうのを力でやっつけようという気持ちなのだそうです。歴史的に見るとそれは逆に利用されてしまうからと書いてありました。
日本国内も、やはり昔ながらの特権階級の人が牛耳っていて、その人たちは上級国民で大学も入れると書いてあったり、ちょっと驚く内容もありました。

言われる通り99%の人がこの「バカで・・」が当てはまるように思います。この著者の方も大学の教授でありながら「自分のようにバカで~~で~~なの人に向けて書いた本」と言っています。
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>みみさん (sake)
2021-02-12 09:11:45
そうですよね。たいていの人は同じ環境にいます。
それを暗く考えるか、ケセラセラと考えられるかの違いだと思います。
我が息子も、数年前と今ではブログを読むと変わったように思いますが、私の見方が変わっただけだと思います。一人の人間が数年でそんなに大きく変わるわけはないですからね。

そうそう、この本はお金のことも書かれていて、アメリカの億万長者からアンケートした本の紹介がありました。(著者はアメリカ人)
アメリカの億万長者の「お金を増やすには」の返事は(10ポイントぐらいありましたがその中の一つに)「収入以上の支出をしないこと」というのがありました。
案外、私たちと考え方が似ているようです。^^
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馬鹿 ブス 貧乏で生きるしかないあなたに・・・ (takaちゃん!(^^)!)
2021-02-12 09:54:07
sakeさんとは、真逆じゃないですか。 
そうですよ。 今の日本においては、現実的には「真実に右も左もありません。」 愛国の気持ちさえあれば、「行きつく処は案外」同だと思います。   時代は変わっても、大和おのこ・めのこの、その精神の根底には同じ魂が受け継がれていると思う。   団塊世代以前には、もっと右と左(見た目も)がハッキリしていた様な気がします。  こうして情報社会が益々進む中で、昔は何もかもがもっとシンプルで良かったな~と、つくづく思う今日この頃です。   何が真実なのか分からなく成りました。(多くの人が、そう思っているのではなかろうか。) 
結論・・・様々な情報や考え方を横目で見ながら。。。身近で小さな小さな幸せを、こつこつ追い求めて行きたいものだと思います。   
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>takaさん (sake)
2021-02-12 11:58:16
結局そうなんですよね、真実は一つだと思うので、いろいろ本を読んだりニュースを見ていれば、行きつく情報は同じになるように思います。

takaさんは団塊の世代でしたよね、あの大学の中での闘争も経験されているのでしょうか?!私は当時の事はもちろん記憶にありません。平和が当たり前で政治に無関心な世代なので今から勉強中です。

そうそう、結局そのような情報を知りつつも、過激に惑わされずに小さな幸せを積み重ねていくことですよね。私もやがて年を取るので、もしも孫とかと出会うことがあったら、そういう幸せを伝えていきたいです!
あまり欲張らずに、写真&散歩を楽しんだり、歌やピアノを楽しむというささやかな喜びで充分なんです。^^
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中途半端な (mako)
2021-02-12 16:12:33
馬鹿が私かも知れません^^;

こんにちは。
「最期まですっとぼけて馬鹿になっていれば良かったものを」なんて言われたことがありました^^;
グサりきましたね。そう、最期までどうしてすっとぼけていられなかったのか・・。
でも、そうしていたら、心が病んでいたかも知れません。
誰にも左右されない自由が欲しかった私でした。
色々な周りのしがらみから解放されたいのを優先してしまったのでした。
でも、私の人生は私自身が決めても良いと。
せめてもの私の精一杯の抵抗でした。初めて自分の意思を持ったような気がしました。
何もかもハイリスクでしたけどね。
結局、身体の方が病むことになって。
未だに私の気持ちは親兄弟も子供たちも理解できないでしょうね。
言いたいこと聞かせたいこと、墓場まで持っていくと決心しています。
まぁ、馬鹿で貧乏なんですけどね。^^v
正当化しようとも思いません^^v
言えないのではなく、言わないだけのことなんですが、そのあたりのことは誰も判っていませんね。判ってくれなくて大いに結構だわ、そんなことで生きています。これからも。
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>makoさん (sake)
2021-02-12 21:38:31
makoさん、昔、何か出来事があったのでしょうか?!@@
すっとぼけていられなかった?!正直な道を選ばれたということでしょうか?!
それで良かったのだと思います。
この本の藤森さんも、「自分に正直でいることは大切」と書かれています。
https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/753010/
 ↑
たまたま本を抜粋した記事がありました。(参考までに貼ります)

makoさんの詳しい事情は分かりませんが・・私も「やる」か「やらないか」の迷いだったら、「やる」方を選ぶことが多かったですね。そしてその方が後悔が少ない気がします。やった後悔は「自分の意思でやった!悔いは無い」となりますが、やらなかった後悔は「やっておきたかった」とずっと思うんです。

自分の意思で進んでよかったのではないでしょうか。^^
周りの顔色ばかりうかがって、自分を押し殺す人生なんて私ももうまっぴらです!
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