爆弾低気圧！

４０年以上生きていても、初めて遭遇することがあるものです。

　

今朝は気持ちのよい天気で、都心の桜は三日前の開花から一気に六分、七部咲きといった感じで咲き誇っていました。昨日から、「非常に強い低気圧の接近で台風なみの強風が吹くでしょう」と言っていましたが、とても信じられない陽気でした。

　

ところが、昼前から曇ってきて、昼頃にはポツポツ降ってきたと思ったら、そのうち一時的ですが、土砂降りになりました。

　

それでも、そんな台風並みの強風になるとはとても思えませんでしたが、西日本では大荒れになっているニュースが流れ、気象庁は早めの帰宅を促し、東京都は逆に企業に帰宅指示を抑制するように要請しました。しかし、帰すなといっても、なかなかそうはいかないのも現実で、午後の地下鉄は帰宅客でごった返していたそうです。

　

そのうち、京葉線、東西線、東海道線など想定された路線が続々と運転見合わせとなり、仕事が終わる頃になって、中央線快速も遂に運転見合わせになってしまいました。中央線に限らず、田園都市線、東横線だのいろんな路線が次々と止まってしまいました。

　

どうするか暫し思案ですが、東西線の中野方面は動いているので、京王線で帰ることにしました。九段下で都営新宿線に乗り換え、笹塚まで行き、京王線に乗り換えですが、ホームに出るとゴウゴウとものすごい突風が吹いて、ホームに落ちてしまうんじゃないかというほどでした。

　

明大前で準特急に乗り換え、北野で高尾線に乗り換えと、都合４回乗り換えるのは、一本で行ける中央線と違うところですが、京王線は割と頻繁に電車がくるので、それほどストレスはありませんでした。それどころか、これだけ電車が遅れているにもかかわらず、いつもと同じような時間で帰って来られました。

　

長い道のりを行き帰り座れるのは中央線の魅力ですが、何かと遅れる中央線よりも、こんな時でもきちんと運行する京王線も魅力的です。いきなり乗り換えるのも無謀ですから、今度試しで通勤してみましょうか。

　

本当に台風でもない強風で、こんなに交通機関がマヒに近い状態になるのも、稀なことです。しかし、そんなことで気づくこともあります。京王線の良さを再発見したのもそうですし、帰宅ラッシュになった時は少しやり過ごした方が混雑しないでいいということも分かりました。早めに帰った人は大混雑で大変だったでしょうね！