初日、二日目は大差の試合もありましたが、大会三日目はすべて接戦でした。
第一試合 健大高崎 5 対 3 岩国
第二試合 鹿屋中央 2 対 1 市和歌山
第三試合 佐賀北 2 対 4 利府
第四試合 広陵 4 対 5 三重
と、4試合とも2点差以内でした。特に、第2試合と第4試合は、延長戦にもつれこむ熱戦でした。
今日もカミさんの実家から自宅への移動があり、すべては見られませんでしたが、鹿屋中央対市和歌山戦はカミさんの実家でテレビ観戦しました。
鹿屋中央の左腕七島、市和歌山の赤尾とも、ストレートは130km前後ですが、スライダー、チェンジアップなど変化球とあわせ、低めのコーナーを突いて、息詰まる投手戦となりました。投手戦と言っても、130km前後ですから、三振をバッタバッタということではなく、バックがしっかり守るというチーム一丸となった守り合いでした。
散発でヒットは出るもののなかなか得点できないなか、先制したのは、市和歌山でした。4回4番小窪がライト線の当りを打つと、右翼手の緩慢な動きの隙をつき、間一髪で二塁を陥れました。続く5番中山はレフト線に二塁打を放ち、先制点を挙げましたが、小窪の走塁が効きました。
市和歌山の赤尾は、丁寧にコーナーを突き、バックもそれに応えて見事な守備を見せ、このまま行くかと思われましたが、8回にこれまで散発だったヒットを2本集められ、同点とされました。
鹿屋中央が9回から同レベルの左腕米沢にスイッチしたのに対し、市和歌山は赤尾続投です。しかし、赤尾の精密機械のようなコントロールも微妙に狂いが見え、少しずつ高め、中へとずれてきて、9回には二死から三連打を浴びるもの、本塁補殺で何とか追加点を許さない。
10回、11回とそれぞれチャンスをつぶして迎えた12回。市和歌山は下位打線が三者凡退。鹿屋中央は、先頭打者が5ゴロに倒れるも、三塁手がこれをエラー。これまで鉄壁の守備をしていた市和歌山の初エラーです。少年野球をしている6年生の甥っ子と見ていましたが、「こういうエラーや四球が点につながるんだよ」と話していると、バントで二塁に進めた後、右安打で一三塁。9番米沢の4ゴロにバックホームせず、一塁送球でまさかのサヨナラとなりました。このプレーはものすごい話題になりそうですが、この二塁手は再三再四攻守を見せピンチを防いでいたことからも、プレッシャーがかかるこの場面でのプレーを責めることは出来ませんね。それよりも痛いのは、やはり先頭打者の5ゴロエラーです。これまで堅守で得点を防いでいただけに、これが大きく響いたと思います。
しかし、本当に見応えのある試合で、コントロールと固い守備、判断力のある走塁があれば、これだけの試合が出来るというお手本のような試合でした。敗れた市和歌山にも拍手です。
第四試合の広陵対三重もほとんど移動時間で、途切れ途切れのラジオと最後の方のテレビ観戦だけです。テレビ観戦も広陵2点リードで9回を迎えたところで、買い物に行って帰ると、何と同点になっており、11回表、広陵がチャンスをつぶしたところでした。そして、裏、先頭打者に二塁打を浴びると、次打者のバント処理の三塁送球がフィールダーチョイスとなり、無死一三塁の大ピンチ。絶体絶命の緊迫する場面で、次打者投ゴロで冷静に三塁走者を見ながら一塁送球で一死。続いて今日3安打されている一番打者は敬遠で満塁として、守り易くする。2番打者は4ゴロ本塁封殺で二死。絶体絶命のピンチをしのぎ、ほっとしたか?!次の3番にまさかのボール球3つ。しびれる場面で外角低めにストライクを投じたものの、次の5球目は胸元へ僅かにはずれるボールとなり、押し出し四球でサヨナラとなりました。試合全体を見ていないので、試合の綾がどこにあったのか分かりませんが、野選そして四球が勝負を分けたのは事実です。
自分たちの試合でも始終感じていますが、エラーと四球。これは失点に結びつきやすいですね。肝に銘じましょう。
そして、明日第四日目はどんな試合が展開されるのでしょうね。
昨日は自分の実家からかみさんの実家に移動したので、高校野球のテレビ観戦はあまり出来ず、途切れ途切れでラジオで聞いていました。
予選決勝で9回8点差をひっくり返した星稜の試合はもはや伝説になること確定のインパクトがありましたが、昨日も静岡にリードされながら、終盤逆転し、5対4で勝利しました。もう1試合くらい逆転勝利すると、逆転の報徳や逆転のPLのように、「逆転の星稜」などと代名詞になりそうですね。
かみさんの実家に着き、第四試合を見ようとしたら、お盆でお坊さんが来たため一時中断しお坊さんが帰って再びつけると、何と藤代(茨城)が初回に8点、裏に大垣日大が4点を入れていました。今大会は初回の大量得点が多い印象です。
それでも2回以降両投手とも立ち直り、投手戦になりました。しかし、5回表、大垣日大の高田は藤代の7番に左越え2点本塁打を打たれ、10対4と6点差をつけられ、左翼の滝野と交代しました。
大垣日大打線は、藤代の左腕竹内に散発でヒットを打つものの、竹内も制球よく、要所を締め、大垣日大の敗色が濃くなります。
しかし、ここから大垣日大がジワジワと追い上げます。その裏、一年生の湯口が右中間三塁打で出塁すると、二番手で当番した4番滝野が犠飛で1点を返し、10対5。
滝野は相手をリズミカルに打ち取り、流れを引き寄せると、6回裏、ヒットと四球でチャンスを作り、竹内をマウンドから引きずり下ろす。そして、代わった2年生山崎は緊張からか、制球が定まらず、2個の暴投で大垣日大1点返し、10対6!なおもチャンスが続くが、藤代堪らず左翼に入れていた竹内をマウンドに戻し、後続を断つ。大垣日大の流れは断ち切られたかに見える。
しかし、滝野の好投で大垣日大は流れを離さない。7回裏、3番内藤、4番滝野の連続ヒットでチャンスを作ると、後続は連続三振で二死となるも、7番主将大久保が左中間を真っ二つに破る三塁打で10対8!三塁上で大久保主将ガッツポーズ!続く8番古谷がしぶとくレフト前に落とし、10対9!もう完全に大垣日大のムードです。
8回表も滝野の投球が冴え渡り、藤代に反撃を許さない。そして、裏。1番種田が左中間三塁打、湯口しぶとく選び四球。3番内藤の緩い4ゴロに藤代はバックホームせず、併殺狙い。これが併殺崩れとなる間に、種田還って、遂に10対10の同点!なおも一死一塁。滝野倒れるも、5番野崎が内角の球をすくい上げ、ライトスタンドに2点本塁打!遂にこの試合初めて大垣日大がリードを奪い、10対12としました!
9回表、エラーとヒットでピンチを迎えるも、滝野投手が落ち着いて後続を断ち、見事な逆転勝利を収めました。
藤代には気の毒ですが、大垣日大の試合運びが素晴らしかったです。あとで見てみると、初回の8点も不運な当たりが重なり、あれよあれよという感じで、普通あそこからの逆転は厳しいところですが、その裏に4点返し望みをつなぐと、高田が立ち直り中盤までつなぎ、中盤からは滝野が見事なリリーフで流れを作り、逆転につなげました。
ナイスゲームでした!
予選決勝で9回8点差をひっくり返した星稜の試合はもはや伝説になること確定のインパクトがありましたが、昨日も静岡にリードされながら、終盤逆転し、5対4で勝利しました。もう1試合くらい逆転勝利すると、逆転の報徳や逆転のPLのように、「逆転の星稜」などと代名詞になりそうですね。
かみさんの実家に着き、第四試合を見ようとしたら、お盆でお坊さんが来たため一時中断しお坊さんが帰って再びつけると、何と藤代(茨城)が初回に8点、裏に大垣日大が4点を入れていました。今大会は初回の大量得点が多い印象です。
それでも2回以降両投手とも立ち直り、投手戦になりました。しかし、5回表、大垣日大の高田は藤代の7番に左越え2点本塁打を打たれ、10対4と6点差をつけられ、左翼の滝野と交代しました。
大垣日大打線は、藤代の左腕竹内に散発でヒットを打つものの、竹内も制球よく、要所を締め、大垣日大の敗色が濃くなります。
しかし、ここから大垣日大がジワジワと追い上げます。その裏、一年生の湯口が右中間三塁打で出塁すると、二番手で当番した4番滝野が犠飛で1点を返し、10対5。
滝野は相手をリズミカルに打ち取り、流れを引き寄せると、6回裏、ヒットと四球でチャンスを作り、竹内をマウンドから引きずり下ろす。そして、代わった2年生山崎は緊張からか、制球が定まらず、2個の暴投で大垣日大1点返し、10対6!なおもチャンスが続くが、藤代堪らず左翼に入れていた竹内をマウンドに戻し、後続を断つ。大垣日大の流れは断ち切られたかに見える。
しかし、滝野の好投で大垣日大は流れを離さない。7回裏、3番内藤、4番滝野の連続ヒットでチャンスを作ると、後続は連続三振で二死となるも、7番主将大久保が左中間を真っ二つに破る三塁打で10対8!三塁上で大久保主将ガッツポーズ!続く8番古谷がしぶとくレフト前に落とし、10対9!もう完全に大垣日大のムードです。
8回表も滝野の投球が冴え渡り、藤代に反撃を許さない。そして、裏。1番種田が左中間三塁打、湯口しぶとく選び四球。3番内藤の緩い4ゴロに藤代はバックホームせず、併殺狙い。これが併殺崩れとなる間に、種田還って、遂に10対10の同点!なおも一死一塁。滝野倒れるも、5番野崎が内角の球をすくい上げ、ライトスタンドに2点本塁打!遂にこの試合初めて大垣日大がリードを奪い、10対12としました!
9回表、エラーとヒットでピンチを迎えるも、滝野投手が落ち着いて後続を断ち、見事な逆転勝利を収めました。
藤代には気の毒ですが、大垣日大の試合運びが素晴らしかったです。あとで見てみると、初回の8点も不運な当たりが重なり、あれよあれよという感じで、普通あそこからの逆転は厳しいところですが、その裏に4点返し望みをつなぐと、高田が立ち直り中盤までつなぎ、中盤からは滝野が見事なリリーフで流れを作り、逆転につなげました。
ナイスゲームでした!