と言っても、さほどの感慨はありません。いつもなら、かなり高校野球観戦をするのですが、今回はスケジュールがかなり遅れたこともあって、後半戦はほとんど見られませんでした。準優勝の三重の試合もほとんど見ていませんし、大阪桐蔭も初戦の「凡戦」しか見ていませんので。
大阪桐蔭の選手たちにはおめでとうと言いたいと思いますが、優勝候補の本命であり、意外性はありませんでした。もちろん、選手たちは全力を尽くしており、その頑張りや思いはすべての球児と等価です。
しかし、準決勝前に1日休養日を設けたとはいえ、過酷な日程を戦うには、充実した戦力が必要です。その点は、大阪桐蔭も福島投手が大半の試合を投げ抜き、決して巨大戦力の優位性を活かしたわけではないでしょうが、相対的なチーム力は抜きん出ていたのでしょうね。
日大鶴ヶ丘を破った富山商の森田投手は、予選での疲れを抜くために5日間ノースロー調整をしたそうですし、優勝候補東海大相模を破った盛岡大付の松本投手も予選で疲れが蓄積し、自慢の速球を投げられる状態ではなかったそうです。
準決勝前のたった1日の休養日などではなく、本当に抜本的な改革を望みます。それが、故障で選手生命を縮めることをなくし、将来の野球界を盛り上がることにつながるからです。