自転車を運転するとか、箸を使うとか、構えてピッチャーが投げたら一歩動いて、ボールが来たら腰を落としてボールを捕るとか、所謂「身体で憶える」ことを「手続き記憶」と言います。身体で憶えていることですから、忘れることもなく、久しぶりにやったとしても同じようにすることができます。
歩いたり、走ったりするのは、もっと本能的なもので手続き記憶ではありませんが、ちょっと似たようなところがあると思います。左踵の故障で丸々三ヶ月ジョギングを自粛をしましたが、再開後、走ること自体はできます。走ること自体は、忘れるわけはありませんからね。
しかし、走るペースは、「身体で憶えさせる」ものですが、「身体が憶えていてくれる」ものではないということを痛感しています。
ジョギングを自粛する前は、6分/kmが一番楽なペースでした。楽なペースというのは、速くもなく、遅くもなく、普通に走るペースということです。
それが再開後は、7分/kmが普通のペースです。今日は、以前のように6分/km(厳密には5分47秒/km)で15kmほど走ってみましたが、やはりきつかったです。呼吸があがることはありませんが、身体がこのペースで走ることを忘れているんですね。なかなか、このペースに合わせてリズムよく走ることが出来ませんでした。
しかし、身体に以前のペースを思い出させるには、継続的にこうした刺激を身体に与え続けていくしかないのでしょうね。左踵の調子は、マッサージとストレッチの成果か、だいぶ良くなっており、日常生活や1時間程度の経度の運動ではまったく気にならなくなっています(2時間のジョギングや4時間の散ドラ活動では、やや違和感が出てきますが)。徐々に、ペースを戻していこうと思います。
今日のジョグ
朝の小雨が霧雨に変わってからジョギングに出ました。高尾山口まで行き、浅川を走り萩原橋まで行き、甲州街道を戻りました。
15.5km 1時間29分51秒