ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

自我の目覚め

2008年01月08日 | 幼児虐待
子育て中にイライラすることはよくあります。
その度合いは、自分がどのように育てられたかでも違います。
兄弟姉妹がいる場合はスムーズに子育てできます。
自分が子育てされた環境が大きく影響します。

甘えてきたら十分に受け止めてあげてください。
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1歳4ヵ月の息子がいます。自分が人付き合いがうまくないので、子どもにはそうなって欲しくないとサークルなどにいっていましたが人間関係がうまくいかず辞めてしまい、今は公園や支援センターなどに気が向いたときに行っています。

息子は、気に入らないことがあると泣き叫び手がつけられなくなります。最近は、泣き声を聞いただけでイライラ。

他の子やママと比べ、私の育て方がいけないのか、他の人に育ててもらったほうが幸せではないか、人付き合いが下手なママなんか嫌だと言われているみたいだと自分を責め、自殺したくなります。

息子を蹴ったりはたいたりしたこともあります。

主人にもあたり落ち込み、実家に帰っても親にあたり、わたしなんていないほうがいいのではと思ってしまいます。

断乳もまだですが、断乳をして泣き叫ばれたら自分が子どもに何をするか心配でやる勇気がでません。なにもかも投げ出したくて自分が怖いです。

アドバイス
1才4ヶ月まで母乳育児を続けていることはすばらしいことです。

母乳を通じてしっかりお母さんとの良い関係ができていると考えられます。

無理をして外に出かける必要はありません。

この時期の子どもはまだお母さんが一番です。もう少しゆっくり2人で楽しんでください。母乳は無理に止める断乳ではなく、自然に自分から離れていく卒乳を目指してください。

自分で満足をし、おっぱいに頼らなくても大丈夫になるとある日突然おっぱいから離れていきます。
この時期には自我が芽生えてきてかんしゃくを起こすようになってきます。これは脳の発達が順調に進んでいる一つの指標です。

頭の中でやりたいことがどんどん出てきても、まだ行動が未熟なため、うまくできない、うまく伝えられないなどでパニック状態になります。これが『気に入らないことがあると泣き叫び手がつけられなくなります』という状態です。このようなことが見られるのはお母さんとの関係がしっかりできていて、しかも脳の考える力が芽生えてきた証拠です。子どもさんは良い発達をしていそうです。

お母さんも無理をする必要はありません。

人間みんな同じようにできるわけではありません。自分のやりやすいようにしてみてください。
子どもはお母さんとの関係がしっかりすると、自分から外の世界に飛び出していきます。

今大事なのは、お母さんががんばることではなく、甘えてきたり、おっぱいを欲しがったら抱っこをしておっぱいをあげることだけで十分です。
焦ることはありません。
ゆっくりゆっくり見ていてください。

コメント
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