ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

粉ミルク堺市の素晴らしい回答

2008年06月01日 | 妊娠の不安
堺市から粉ミルクの市民への対応について回答がきました。
とても素晴らしい内容です。
粉ミルクは無菌ではないということを告知し、それに対応した調乳を指導しているとしています。
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                           堺子育成第350号
                           平成20年5月20日
特定非営利活動法人 たまごママネット
理事長 新井一令様
                         堺市子ども青少年局
                         局長 木村 正明

                 回答書
平成20年4月11日受理した質問書について下記のとおり回答いたします。
                  記
本市では、従前より母乳による育児を推奨しており、妊婦教室参加者へは、母乳による育児の効用について説明をしております。ただし、母乳で育てることができない場合、乳幼児調整粉乳の調乳・哺乳ビンの取り扱いについて、個別に説明をしております。
その際、適切な調乳や取り扱いがなされないと、乳児の健康被害をもたらし得るという観点から、説明しております。

質問1
 乳幼児用調整粉乳には、潜在的な危険性があるので安易な使用は乳幼児の健康を害する可能性がありますが、それらのリスクを回避するために、消費者に対して「乳幼児用調整粉乳には、潜在的な危険性があるので安易な使用は乳幼児の健康を害する可能性がある」との表示をすることを勧告していますが堺市はどのように市民に告知していますか、お答えください。

回答
母子健康手帳には、乳幼児の栄養のページに厚生労働省任意様式の粉ミルクに菌の混入の可能性があることについて、記載をしておりますのでそれに基づく説明を行っております。

質問2
国の指導では、調乳温度を70℃以上で調乳するように指導するように通達を出していますが、消費者にたいしてなぜ70℃以上にするのか説明していません。
それにより誤解や齟齬が生じているように思います。
危険な微生物の感染を防ぐためにも正しい調乳方法を知らせる義務があると思いますがいかがでしょうか。お答えください。

回答
各家庭の保育環境や母親や乳児の心身の状態などで育てることが出来ない場合、安全な調乳と哺乳ビンの取り扱いについて、個別にその家庭にあった指導をしています。

質問3
「粉ミルクには、病原微生物が混入しています。感染を予防するためには70℃以上の高温で調乳してください。」と熱湯調乳する意味を説明していますか。
栄養士や保健師は上記のことを、指導するように指導していますか。お答えください。
回答
 正しい調乳と取り扱いについて、指導担当者(栄養士・保健師)には、周知徹底をしています。
以上
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他の自治体も赤ちゃんの健康を考えて対応して欲しいと思います。
市民の大切な命を守るために。
期待しています。

コメント
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