ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

自治体の健診では正しい情報を。

2008年06月10日 | 自治体の間違った育児情報
相変わらず、自治体の健診でミルクメーカーの栄養士がサンプル配りや、間違った情報を子育てに不慣れなお母さんに与えています。
初めての子育てでは、その情報を鵜呑みにしてしまいます。
自治体は、粉ミルクメーカーと断絶せよ。

多くの母子が苦しんでいます。
今回は、そのような経験をされたお母さんからのメールを紹介します。
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先日6~7ヶ月検診を受けてきました。体重は5780g身長63cmです。
最初に受付で栄養相談を行っているのでと言われ話だけ聞いてみようと思い受けることにしました。たぶん○○乳業の栄養士さんだと思うのですが、ほぼ一方的に話され体重が軽いことを指摘され「母乳の栄養だけでは十分な栄養が取れていない」、「これから動くようになってきたら今のままだとやせっぽっちになる」、「脳まで十分な栄養がいかなくなる」、「母乳の鉄分が不足する」などと言われました。鉄分が不足すると言われた時に鉄分の多い野菜、ほうれん草やアスパラ、プルーンをいつもの倍以上食べてると言ったら「食べ過ぎるとこれからはお母さんの身になるよ」と言われました。ところどころ粉ミルクを勧められたので断ると離乳食の開始を勧められたのでまた話を聞くと一般的な離乳食の進め方を説明されたのち粉ミルク配合のミルク粥なるものを勧められました。思わず、粉ミルクに対しての疑問をぶつけてみようかと思いましたが他のママさんもいたので聞けず(もし粉ミルクで育てていたらショックだと思うので)最後まで聞いていました。そして話のあとに、赤ちゃん用のリンゴジュースとほほえみの試供品とお母さんが飲むものをお土産でいただきました。何も知らないママさんが聞くと絶対に不安になります。不安をあおり商品を勧めるなんてマルチ商法みたいですよね。結局のところその栄養士の方も悪気があるわけではなく本当に体に良いと思っている様子で自社の製品に絶対の自信があるみたいでしたし。最近では授乳室がある大型ショッピングモールなどでも栄養相談をやっていますが、だいたいどこかの商品をお土産にくれます。
お土産作戦はいかがなものかと思いました。自分の考えをゆるぎないものにしておかないと逆風が多い世の中なのを感じます。
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自信を持ってください。
意味のない情報に振り回されずに、自分に備わった子育ての力と赤ちゃんを信じてください。

自治体は、粉ミルクメーカーの宣伝に荷担してはならない。
即刻、やめろ。
母乳哺育についての正しい情報を提供するためにしっかりと学んでください。



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甘え、甘やかし・・・・・。

2008年06月09日 | 祖父母の弊害
祖父母の支援はありがたいのですが、祖父母からいろいろ言われるケースがよくありますね。
それが育児の不安を増大させることもあります。
抱きすぎ、甘やかし、離乳食はまだか、果汁は飲ませないのか、お風呂上がりの湯冷ましを飲ませろなどなどなど。
今回は、甘やかしといわれたのですが?と言うおたずねです。
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息子は明後日、7ヶ月になります。
たいぶ息子とのふれあいを楽しめるようになってきたのですが、最近、心にひっかかる言葉ができてしまいました。
実母に言われたのですが、「甘やかし」です。
お腹が空いたり、眠かったり、ただ抱かれたい時、泣き出す前でも気づけば応じてあげているのですが、その様子を見た実母が「そんなに甘やかして大丈夫?」と心配してきました。
これまでは「抱き癖?ついて結構!」と強気でいたのですが、こう言われて、この月齢では、これは甘やかしや過保護になるのだろうか?
とまたもや不安に襲われてしまいました。
特に最近するようになった「抱っこお楽しみタイムしてして」は同様でいいのでしょうか?
抱かれている時の彼の身のあずけ方が「安心して抱っこを楽しんでいる」と
感じ、私も嬉しくて調子に乗って抱っこしていたのですが・・・。
今はよくても、「我慢」を教えなければいけなくなる時がくるのでしょうか?
* *************
 まだまだ7ヶ月です。
甘えて当然です。
我慢をさせる必要は全くありません。
たくさん甘えさせてあげてください。
「甘えさせる」と「甘やかし」は違います。
この赤ちゃんの場合は、成長していくプロセスです。
赤ちゃんはまだ言語も獲得できていません。お母さんへのメッセージを出すことで生きていくための支援をお母さんに伝えているのです。
これは「甘やかし」ではありません。
この月齢ですと十分に欲求を満たしてあげることはとても大切です。
それによって母子の強い絆が出来上がります。
その絆が心が豊かで自立心の強い人に成長させてくれます。
安心して甘えさせてあげてください。
たくさん抱いてあげてください。
たくさん誉めてあげてください。
大きくなって問題を起こすケースの多くは幼児期の母子の関係が出来上がっていません。

お子さんのサインを感じ取って子育てが出来る戸は素晴らしいですね。
自信を持ってください。

周りの声に振り回されずに自分を信じて子育てを楽しんでください。
育児書は捨てましょう。
子育てにマニュアルはありません。

祖父母は、初めての子育てをしている母子の邪魔をしないで温かく見守ってあげてください。



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ニュージーランドのお産事情

2008年06月07日 | インポート
海外のお産事情を紹介します。
今回はニュージーランドのお産事情です。
送っていただきましたので我が国と比較してみてください。
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私の情報が少しでもお役に立てればと思います。

1.日本に有るような、有床診療所(いわゆる個人の産院)がありますかか?
  有るならどのような物か  
A. 日本にあるような物と全く同じか、異なるとすればどこが違うか私の知る限りでは個人の産院はありません。

 入院日数は?  入院費は?

A 病院に入院した場合には、通常自然分娩で2日、帝王切開で4日です。入院費は国民又は永住権保持者は無料です。私の場合は国民でもなく永住権もありませんでしたが夫が国民の為、産まれてくる子どもも国民ということで無料でした。分娩費も無料です。

2.無い場合は妊婦健診をオフイスのような町の産科診療所で受けて、分娩になると大きな病院で出産するのかどうか。 

A.  産院がないので一般的には助産師さんが定期的に自宅に来てくれ、妊婦の血圧を測定し尿検査などを行います。私の友人は助産師さんの所へ通っていたと言っていました。そこは自分のみてもらう助産師さんの属している団体によるらしいです。
妊娠するとまず助産師さんを決め(自分で電話をかけ、直接会ってみて決めます)、その方が産前から産後6週間までずっと面倒をみてくれます。
自分の担当の助産師さんと合わなかったり気に入らなければ、いつでも違う助産師さんに変更することが可能です。
超音波検査など、自宅で検査できないものを除き、病院に行くことはありません。
お産の兆候がみられたら自分の担当の助産師さんに電話を掛け、病院で待ち合わせをし、そこで出産という形になります。

Q. その場合、検診を受けていた医師は分娩に立ち会うのか  立ち会えない場合もあると思われますが、その時は全く知らない医師や看護スタッフの中での出産となるのでしょうか? 

A 通常分娩の場合は医師は立ち会わず、全て自分の担当の助産師さん中心に行われます。
私の場合は帝王切開だったので、そういう場合は初めて会う医師・看護師の中での出産になりますが、助産師さんは立ち会ってくれるので不安にはなりませんでした。

Q. 入院期間はどのぐらいですか入院が短い場合は、産褥のケアーはどのように行われているのか分娩費用はどのぐらいですか

A 入院期間、分娩費は1で回答した通りです。私の場合、妊娠してから出産までにかかった費用は4回の超音波検査分15,000円のみです。

 産褥ケアについてですが、私の場合は入院が6日と長めだったので、短い場合はわかりませんが、自分の担当の助産師さんが毎日来てくれ、それ以外にも病院の助産師さんが24時間体制でみてくれました。
赤ちゃんへの授乳の仕方、おむつ交換などは病院での指導はなく、自分の担当の助産師さんが指導してくれます。もちろん、こちらから聞けば病院の助産師さんも指導してくれます。


3.健診も分娩も全て大きな病院で行っている国をご存じですか。

A 私の知る限りではそのような国はありません。


4. その他お産についての情報があれば教えてください。

A 日本で出産したことがないので100%比べることはできませんが、ニュージーランドでは本当に妊婦やその家庭に対してのケア、政府の援助がしっかりしていて安心して子どもを産むことができます。
日本のように産院に通わず助産師が妊婦をみてくれることもお互いの信頼関係を築けるいい制度だと思いました。
産後6週間経ち、助産師が終わった後は”プランケットナース”と呼ばれる方が来て妊婦、子どものケアをしてくれます。
何かがあった時にこちらから相談するのではなく、定期的にみてくれるのでいつでも相談できる環境が安心できました。

余談ですが、ニュージーランドでは産婦人科に限らず、町のクリニックが日本のように耳鼻科、小児科、内科などに分かれていません。町のあちこちにクリニックはありますが、そこの医師が全ての症状をみます。そこで判断されて大きな病院を紹介されることもあります。町の医師の中にその道のスペシャリストがいないので、そういった意味では日本はいいなぁと思います。医師の方も全てをみるので大変だとは思いますが、患者の立場からすると”クリニックに行っても意味がない”です。なぜなら診てもらっても症状は改善されず、効かない薬を処方されるからです。

* *************
国が国民のことを考えて、医療や子育てなどが充実していますね。
我が国とは全く違いますね。
主体が国民にあると感じます。



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育てやすい子、育てにくい子

2008年06月06日 | 子育ての悩み
イージィチャイルド&ディフィカルトチャイルド
赤ちゃんには、育てやすい子=イージィチャイルドと育てにくい=ディフィカルトチャイルドがいます。
お母さんを悩ませるのは、ディフィカルトチャイルドです。
とてもつらい毎日を過ごし、子育てに苦しみます。
抱いているか、泣いているか、おっぱいを飲むか、それの繰り返しでお母さんはいらいらしますyね。何をしても泣くばかりで機嫌の悪い状態が続き、寄るもなかなか寝てくれず、親は睡眠不足になります。
ディフィカルトチャイルドはどんなことをしても、扱いにくいです。なかなか子育てを楽しみなんてことは無理です。
親はイライラ感がつのります。
一人だけで子育てをしていると、このような赤ちゃんは、親を虐めるために来たのではないかと思ってしまいますね。
このように扱いにくい赤ちゃんは、ある意味で将来有望な人になります。
手を焼かせることはそれだけ、感情的に豊かな証拠です。
発達が早い赤ちゃんです。急激な発達でパニックになっているのではないでしょうか。
このような赤ちゃんには天才や優秀な人が多くいます。でも例外はあります。ご注意ください。

一方、扱い安い赤ちゃんイージィチャイルドは、子育てがとても楽です。
手のかからない、泣かない赤ちゃんです。
とてもお利口です。このタイプの赤ちゃんは平均的な人になります。
中には優秀な人もいます。例外もあります。
このタイプには第2子が案外多いように思います。
上の子との年齢差が少なく、上の子が赤ちゃん返りなどしていると、とてもおとなしくしています。
でもある年齢になると甘え返しをして、手のかかるこになります。その時に十分に手と愛情をかけてあげてください。
それでバランスがとれます。
中学や高校になってから暴れられる間にしておきましょう。




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朝日新聞の完全母乳は低血糖ー続編

2008年06月04日 | 出産・子育てを惑わすマスコミ
朝日新聞の母乳哺育やカンガルーケアに基づく記事に怒っている、
助産婦からメールが来ましたので紹介します。
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いつも楽しみにブログを拝見させて頂いてます。
朝日新聞の記事、ひどかったですね。
こちらでは今日の朝刊に続編のような記事がありました。
IUGRで生まれる赤ちゃんが増えてきて、低血糖は常に頭に置いてます。
頭が大きく体の小さい赤ちゃん、また母親の高血糖の有無に関わらず、
在胎週数より大きく生まれた赤ちゃんに見られることが多く、
私の施設では在胎週数と出生時体重から血糖値の測定を定時でさせて頂いてます。
それでも低血糖に遭遇するのは極めて稀です。

カンガルーケア中の急変や低血糖での後遺症の発症は、
他に何かしらの疾患があることがほとんどだと感じているので、
バックグラウンドの記載のない記事には
ただただ憤りをこえた悲しみさえ覚えます。
もちろん、カンガルーケアの可否は慎重にみさせて頂いているつもりです。
また、必要があれば直ちにインファントウォーマーにお預かりさせて頂きます。
「36週で、みんな帝王切開をすれば」とおっしゃるドクターの思いとも重なりました。
母乳育児が叶わなかった母への慰めでしょうか。

ミルクの弊害が全く記載がないことに疑問を持たず、
不安を感じているお母さん方があることも悲しいことです。
母乳育児を支える助産婦の力不足を感じ、申し訳なく思います。
とりとめのない文章になってしまいました。申し訳ありません。

************
*IUGR(子宮内胎児発育遅延)
インファントウオーマー(保育器)
ミルクには危険な微生物が混入し、新生児には感染症や髄膜炎を起こすリスクがあります。
エンテロバクター・サカザキ菌やサルモネラ菌が開封前から混入しています。
70℃以上の熱湯消毒が必要です。

それにしても今回の朝日新聞の記事は無責任な記事である。



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完全母乳は要注意????おかしい記事です

2008年06月03日 | 出産・子育てを惑わすマスコミ
またまた、困った新聞記事がありました。
昨日はアクセスが非常に多いのでどうしたのかと思いましたが原因は下記の記事でした。
読んで怒りを覚えました。
はらわたが煮えくりかえり、血圧が上昇しています。降圧剤の服用量をふやさないと。

***********
「完全母乳」は量に注意。
不足し脳障害の新生児も
体重変化など十分に観察を」
という朝日新聞の記事です。近畿は本日の朝刊に掲載されていました。
他の地方では5月に掲載されたようです。
「生まれてから完全母乳栄養だけで育てられた赤ちゃんが、低血糖によるけいれんや脳障害が起き複数例報告された。
これだけ読むと「母乳母乳哺育」は怖いと思っても仕方がない。
母子同室で1日目は6回、2日目は13回で母親から特に以上の訴えはなかった。ところが3日目にけいれんを起こし、山形大学病院に転院。MRI検査で低血糖に特徴的な、後頭部の異常がみられたとしている。同大学の教授は「母乳栄養は否定しない。ほとんどの赤ちゃんは問題なく成長する。しかし母乳分泌が十分でない親もいるし、消費エネルギーが大きい赤ちゃんもいる」としている。
これっておかしくないですか。

赤ちゃんはお腹の中で当座必要な「お弁当と水筒」を持って生まれてくるのです。
それは自然のメカニズムです。

またすぐにたくさんの哺乳が出来るわけではありません。これって常識ですよ。

母乳のことを本当に知っているのでしょうか????

またお母さんの妊娠中の食生活などを調べたのでしょうか????

最近の発表は「針小棒大」問題点を強調しすぎである。
また記者も不勉強であるといわざるを得ない。
医師は、「母乳はお母さんの血液」だということを知っているのだろうか???
妊娠中の食事や母親が妊娠高血圧症など赤ちゃんの側の問題ではなく、親の側の問題ではないのでしょうか。
不十分な調査や事例で安易な発表をして欲しくない。
母子同室で母子の状態をこまめに支援しなければ母乳は獲得できません。
ほったらかしでは悲しい事件が起こります。また単に苦痛でしかありません。
分娩施設は、もっともっと温かいサポートをしなければいけない。


赤ちゃんの様子を注意深く診るのは、医療従事者も母親も当然の義務である。

殆どの母乳哺育に問題はないのである。

ほんの数例の症例だけで取り上げるのはいただけない。
興味本意で記事を書いていると言わざるをえない。
この記事がどれだけの親を悩ましているかを考えて反省せい。
この記事で有頂天になっている姿を想像すると悲しい。

ミルクメーカーから研究費を貰っているのではないか??と勘ぐってしまいます。
多くの場合、学会やシンポジュームには粉ミルクメーカーや製薬メーカーから協賛金が出ています。

この記事で問題があります。
「カンガルーケアも警鐘」
正常分娩で生まれた赤ちゃんがカンガルーケア中に心肺蘇生を必要としたケースが2例あった。
としている。
おかしいよ。こんなこと。

正常分娩といってもいろいろあるよ。どんなお産かわかりませんが、分娩後の赤ちゃんの状態を観れば、カンガルーケアが出来る状況か、医療的処置が必要かは判断できるのではないでしょうか。
チアノーゼが出ているのにカンガルーケアはないだろう。

いいお産が出来れば、赤ちゃんは幸せそうで神々しい顔をしている。カンガルーケアでは「私は頑張ったよ」と誇らしげな顔をしています。お地蔵さんのようです。

笑顔がいっぱいで親に感動を与えてくれる。
ほったらかしのカンガルーケアならしない方がいい。
医療従事者が母子の様子を観察しなければトラブルは起こる。

それにしても、不十分な取材で憤りを感じる。
記者の資質を疑います。もっと母乳のことを学んでください。
良好な子育てをしている母子に、いたずらに不安を与えるな。

母乳哺育の皆さん自信を持ってください。
でも食生活には注意してね。あなたが食べたものが血液になり、母乳となって赤ちゃんに行くのです。
食事には十分に気をつけ無ければいけません。
お母さんの食事が血液になるのです。添加物だらけの食事や防腐剤の入った食べ物やファーストフードでいい母乳哺育が出るわけがない。
母乳哺育のお母さんは特に食事には注意して「安全な食物」を口にしなければならない。
愛するわが子のために。

妊娠中から食事に注意してください。お腹の赤ちゃんや産後の赤ちゃんを守るのは医師や助産婦ではありません。
あなた自身です。



何度も書きますが、情報に翻弄されないでください。
情報を読みとる力を持ってください。
皆さん惑わされないでください。

母乳哺育は素晴らしいものです。
産後のカンガルーケアは、母子相互作用で一番大事な行為です。
母子の間で「すり込み」が行われます。

怒りを込めて書きました。



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子育てを楽しむための母子相互作用

2008年06月02日 | 子どもの成長
お母さんからのメッセージを紹介します。
2ヶ月の赤ちゃんに助けられながら子育てを楽しんでいます。
最初から、楽しめた訳ではありません。
何度も私の元に育児相談をしてきました。
そのつど悩みや不安を解決してきました。

うれしいメッセージです。
***************
本当に、私は息子と夫に恵まれた幸せ者です。
ただ、夫は性格上育児参加に適した面ももちろんありますが、
ごく初期に私がちょいギレしたのもあるかと思います。

まだ息子が2ヶ月に入ったばかりなのに、
「そろそろ早寝早起きの習慣をつけなきゃいけないんじゃないか」と言い出しました。
何かの育児書に書いてあったようです。
ごもっともな意見ではあるな、と思いつつ、まだ夜間授乳もあるし、
昼も夜もないし、まだ深刻にならなくてもいいだろうと思っていたところ、
「僕は、生活習慣をつけようって言ったよね、あとはもう言わないからね」
と、突き放すような言葉をぶつけてきたのです。
まるで「あとは任せたよ、僕はもうしらないからね」
言われたような気がしたのです。
思わず、言葉の前に涙がボロボロと流れてきてしまいました。
そして、半ば感情的に、こう言いました。
「どうして一緒に考えようとしてくれないの。
私だってどうやっていったらいいか、わからないんだよ。
こう見えてもいろいろ考えて、試行錯誤しながらやっている。
一日中、息子と一緒にいるからって、私が何でも分かっている訳じゃない」

以来、夫は夫なりに自ら息子からのサインを読み取ろうとしてくれるようになりました。
「泣いてるよ~。これは何?オムツ?おっぱい?」という質問を
私にしてくることが少なくなり、今では殆どありません。
聞かれても「わかんない。どう聞こえる?」って答えてましたが(笑)。
そのうち息子があやしたりすることに対して笑ったりするようになって
子育てが楽しくなってきているようです。

息子は、私たちを母親に、父親に、成長させてくれている。そう思えてなりません。
息子には、日々、感謝・感謝です。

他にも息子を見ていて「赤ちゃんて、ホントにすごいなぁ~」と思うことは
しょっちゅうあります。
* *************
夫の育児参加はとても素晴らしいのですが、育児書や姑からの受け売りは、お母さんを苦しめますね。
よく話会うことが大切です。



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粉ミルク堺市の素晴らしい回答

2008年06月01日 | 妊娠の不安
堺市から粉ミルクの市民への対応について回答がきました。
とても素晴らしい内容です。
粉ミルクは無菌ではないということを告知し、それに対応した調乳を指導しているとしています。
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                           堺子育成第350号
                           平成20年5月20日
特定非営利活動法人 たまごママネット
理事長 新井一令様
                         堺市子ども青少年局
                         局長 木村 正明

                 回答書
平成20年4月11日受理した質問書について下記のとおり回答いたします。
                  記
本市では、従前より母乳による育児を推奨しており、妊婦教室参加者へは、母乳による育児の効用について説明をしております。ただし、母乳で育てることができない場合、乳幼児調整粉乳の調乳・哺乳ビンの取り扱いについて、個別に説明をしております。
その際、適切な調乳や取り扱いがなされないと、乳児の健康被害をもたらし得るという観点から、説明しております。

質問1
 乳幼児用調整粉乳には、潜在的な危険性があるので安易な使用は乳幼児の健康を害する可能性がありますが、それらのリスクを回避するために、消費者に対して「乳幼児用調整粉乳には、潜在的な危険性があるので安易な使用は乳幼児の健康を害する可能性がある」との表示をすることを勧告していますが堺市はどのように市民に告知していますか、お答えください。

回答
母子健康手帳には、乳幼児の栄養のページに厚生労働省任意様式の粉ミルクに菌の混入の可能性があることについて、記載をしておりますのでそれに基づく説明を行っております。

質問2
国の指導では、調乳温度を70℃以上で調乳するように指導するように通達を出していますが、消費者にたいしてなぜ70℃以上にするのか説明していません。
それにより誤解や齟齬が生じているように思います。
危険な微生物の感染を防ぐためにも正しい調乳方法を知らせる義務があると思いますがいかがでしょうか。お答えください。

回答
各家庭の保育環境や母親や乳児の心身の状態などで育てることが出来ない場合、安全な調乳と哺乳ビンの取り扱いについて、個別にその家庭にあった指導をしています。

質問3
「粉ミルクには、病原微生物が混入しています。感染を予防するためには70℃以上の高温で調乳してください。」と熱湯調乳する意味を説明していますか。
栄養士や保健師は上記のことを、指導するように指導していますか。お答えください。
回答
 正しい調乳と取り扱いについて、指導担当者(栄養士・保健師)には、周知徹底をしています。
以上
************
他の自治体も赤ちゃんの健康を考えて対応して欲しいと思います。
市民の大切な命を守るために。
期待しています。

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