
前回、4の話は少し詳細に立ち入りすぎました。
その結果、長すぎることにもなり、わかりづらかった嫌いがあります。
反省して、もう一度、要点を述べてみようと思います。

<適切な政治行動にはイメージ力が必須>
適切な政治行動がとれるには、政治見識をもつことが必要です。
そして政治への見識は、等身大の日常的経験知識を超えた世界の知識が必要です。
いわばマクロ世界の知識を、必要とするのです。
また、それには、直接経験する領域を超えた世界を想像する力、イメージ力がいります。
これを養わねば、政治見識、政治能力は出来ないのです。
個人についても、国民全体についてもそれは言えます。

<イメージ力を劇的に養う素材>
イメージ力を劇的に養う方法があれば、どんなにいいでしょうか。
それがあるのです。
聖書という素材を用いて、これを様々に吟味する方法がそれです。
聖書という書物には、一見奇想天外に見える世界や出来事の話が沢山含まれています。
そしてこれは、全知全能の創造神が、事実であるとして送ったメッセージの記録だと、自ら言っています。
その言葉を肯定的に受けとめ、て事実として吟味してみます。
すると我々は、通常では事実だと思えないような世界や出来事を、
日常の事実感覚を延長して理解しようと勤めます。
これがイメージ形成力を劇的に養うのです。
のみならず聖書に盛り込まれた世界観は、われわれの世界観を強烈に広げます。
政治の事柄は、その世界観の中に位置づけると、突然その理解は飛躍するのです。
(完)
