Sightsong

自縄自縛日記

知名定男芸能生活50周年のコンサート

2007-03-19 23:49:16 | 沖縄
知名定男さんの芸能生活50周年を記念したコンサートに行ってきた。
那覇から高速バスで40分、沖縄北インターで下りてタクシーでうるま市芸術劇場に向かう。
前日、那覇の「いーやーぐゎー」で知り合ったTさんも来ていたので一緒に観た。

私の目当ては鳩間可奈子さん。「子守唄(ファムレウタ)」や「月の美しゃ」などを歌った。堂々としていて、声量があって、伸びやかで、大げさ抜きに声のオーラがあった。ぜひ『ヨーンの道』以来2枚目のアルバムを作って欲しいと思う。

それから元ネーネーズの吉田康子さんを実際に見るのは初めてだったが、艶があって色っぽい声。

主役の知名定男はというと、ゲスト中心の前半のあと、後半に民謡から沖縄ポップスまでを聴かせた。
本人が、自分の貢献もありポップスの楽器と沖縄音楽とが融合した、との矜持を示したように、パイオニアならではの編曲、叙情的な詩、独特のメロディー、そしてあのマイルドな声を味わうことができて、大満足だった。78年の作品『赤花』からも、「ジントーヨー・ワルツ」、「キジムナー・ブルース」(これはネーネーズだけ)、「バイバイ沖縄」(ネーネーズと)を選んでいた。民謡もごった煮ポップスも超一流なのだなと思った。

那覇に戻ってから夜中訪ねた「島思い」には、「いーやーぐゎー」で話したYさんもTさんも来ていた。
別の方は、知名定男のコンサートはポップスでまとめるよりも、民謡で盛り上げて皆にカチャーシーを躍らせるようなものであるべきだと言っていた。コンサートには老若男女入り混じっていて、どれかにするのはなかなか難しいのかな。




1時間前から行列


帰りのバス停では、孫の帰りを待つおじさんがテグスで草刈用の道具を作っていた


赤花


ヨーンの道