千駄木のBar Isshee(2024/3/5)。
Craig Pedersen (tp)
Mark Molnar (cello)
Akira Sakata 坂田明 (as, cl, vo)
2018年10月以来だから5年半ぶりの来日となるクレイグ・ペデルセン。その間に子供が生まれ、モントリオールからパースへの引っ越しがあった。ちょっと懐かしのパース話。お子さんはギャラリーPICAが大好きだそうで、自分も2008年に観た3スクリーンの動画作品《OOTTHEROONGOO (YOUR COUNTRY)》(ジュリー・ドーリング)が忘れられない。
そして俳優の林優枝さんもいらしていて、林さんと坂田さんが共演なさった映画『野ゆき山ゆき海べゆき』(大林宣彦)などのおもしろいお話。
https://www.youtube.com/watch?v=ci2XZ98-Nq0
ライフスタイルの変化があったためなのか、その中で作曲に注力した効果なのか、クレイグさんのプレイには性急な側面がまったくない。数種類のミュートなどを使っての音色のちがいをナチュラルに楽しむ感覚。その意味では坂田さんの音にも同様のところがあって、相変わらず強烈ではあるけれど、やはりナチュラルな対話としての即興演奏だと思えた。ちょっと驚いたのはマーク・モルナーさんのチェロで、対話の間に橋を架けたり、ふたりの発言を「えっどういうことだ?」と聞き直すように別のかたちで再生産してみたり。
Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, XF35mmF1.4
●クレイグ・ペデルセン、エリザベス・ミラー
エリザベス・ミラー+クレイグ・ペデルセン+秋山徹次+中村としまる@Ftarri(2018年)
クレイグ・ペデルセン+エリザベス・ミラー+吉本裕美子+照内央晴@高円寺グッドマン(2018年)
クレイグ・ペデルセン+中村としまる、エリザベス・ミラー+広瀬淳二@Ftarri(2018年)
Sound of the Mountain with 秋山徹次、中村としまる『amplified clarinet and trumpet, guitars, nimb』(JazzTokyo)(2017年)
クレイグ・ペデルセン+エリザベス・ミラー+徳永将豪+増渕顕史+中村ゆい@Ftarri(2017年)
クレイグ・ペデルセン+中村としまる@Ftarri(2017年)
毒食@阿佐ヶ谷Yellow Vision(2017年)
クレイグ・ペデルセン、エリザベス・ミラーの3枚(2016-17年)
●坂田明
ケン・ヴァンダーマーク+ポール・ニルセン・ラヴ 2024年日本ツアー(関東編)(JazzTokyo)(2024年)
そらの下、わらの家@公園通りクラシックス(2024年)
ポール・ニルセン・ラヴ+ケン・ヴァンダーマーク+坂田明@渋谷Super Dommune(2024年)
坂田明+香村かをり@千駄木Bar Isshee(2023年)
フィールド – ダイクマン – フローリン / Drag it to the bottom w/坂田明@横濱エアジン(2023年)
MMBトリオ+坂田明@下北沢No Room for Squares(2022年)
特殊音樂祭@和光大学(JazzTokyo)(2019年)
Arashi@稲毛Candy(2019年)
リューダス・モツクーナス『In Residency at Bitches Brew』(JazzTokyo)(2018年)
ピーター・エヴァンス@Jazz Art せんがわ2018(JazzTokyo)
JAZZ ARTせんがわ2018
サイモン・ナバトフ@新宿ピットイン(2017年)
『浅川マキを観る vol.3』@国分寺giee(2017年)
坂田明+今井和雄+瀬尾高志@Bar Isshee(2016年)
ジョー・モリス@スーパーデラックス(2015年)
ペーター・ブロッツマンの映像『Concert for Fukushima / Wels 2011』(2011年)
見上げてごらん夜の星を(坂田明『ひまわり』、2006年)
浅川マキ『ふと、或る夜、生き物みたいに歩いているので、演奏家たちのOKをもらった』(1980年)
浅川マキ『Maki Asakawa』(主に1970年代)