チェット・ベイカー『& The Boto Brasilian Quartet』(Dreyfus、1980年)を聴く。
Chet Baker (tp, vo)
Richard Galliano (accordion)
Rique Pantoja Leite (p)
Michel Peyratoux (b-g)
Josè Boto (ds)
先日、ピアノの照内央晴さんが貸してくれた。ちょうどギターの吉久昌樹さんが照内さんに返すところだった。
ほとんどこのピアニスト氏の曲を演り、アコーディオンのリシャール・ガリアーノが参加している。チェット・ベイカーにしてみればちょっと異色盤か。(ところでガリアーノもフランス出身だし、何がBrasilianなのかわからない。ドラムスのホセ・ボトがそうなのか。)
しかし何の曲であっても、チェットはチェット。トランペットにも声にも弱さの美学があって、聴いているともう厭になってきたりもするのだが、その哀しさこそチェット。わかった気になっていないでまたチェットを聴こうかな。
●チェット・ベイカー
ロバート・バドロー『ブルーに生まれついて』(2015年)
ブルース・ウェーバー『Let's Get Lost』(1988年)
チェット・ベイカー+ポール・ブレイ『Diane』(1985年)