Sightsong

自縄自縛日記

オーティス・ブラウン三世『The Thought of You』

2015-02-08 11:31:47 | アヴァンギャルド・ジャズ

オーティス・ブラウン三世『The Thought of You』(Revive/Blue Note、2014年)を聴く。

Bilal Oliver (vo)
Gretchen Parlato (vo)
Nikki Ross (vo)
John Ellis (ts, bcl)
Keyon Harrold (tp)
Shedrick Mitchell (hammond B3 organ)
Nir Felder (g)
Robert Glasper (p, fender rhodes)
Ben Williams (b)
Otis Brown III (ds, cymbals, perc)
Derrick Hodge (perc)

わたしは、どちらかと言えば「ワン・イシュー物」、あるいは「どや顔物」、すなわちギミックを最低限にして固定メンバーで演奏を繰り広げたようなものが好みであり、この盤のように、曲によってメンバーが入れ替わりたちかわり工夫を凝らすようなものには食指がのびない。しかし、評判もいいし、アウトレットだったこともあって聴いてみたところ、悪くない。

ロバート・グラスパーのピアノは宝石のようであるし、ヴォーカルの面々はスタイリッシュ。シェドリック・ミッチェルのハモンドもテイストとして旨くないわけがない。食材もレシピも最高だったというところか。食わず嫌いはよくない。

そして柔軟で自由に聞こえるブラウン三世のドラムス。BGMとしてではなく、耳をかれのドラムスに追従させていくと、凄くエキサイティングである。


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