ふと棚にあったことを思い出して、飯島晃『コンボ・ラキアスの音楽帖』(puff up、1990年)を聴いている。
Akira Iijima 飯島晃 (g)
Tatsuo Kondo 近藤達郎 (accordion, harmonica)
Masami Shinoda 篠田昌已 (ss)
Yuriko Mukojima 向島ゆり子 (vln)
Kazuto Shimizu 清水一登 (vib)
Reichi れいち (perc)
というのも、以前に聴いたときにピンとこなかったからなのだが、あらためて静かな気持ちで耳を傾けてみる。
弦を静かに弾いて、間の響きと流れを作りだしている、飯島晃のギター。萩原朔太郎『猫町』や宮沢賢治『銀河鉄道の夜』のように、時間がその空間独自の論理で恣意的に進められているようで、思わず息をひそめてしまう。向島ゆり子の強度のあるヴァイオリン、透明感があると同時に濁ってもいる、篠田昌已のソプラノサックス。澄んでいて割れもする、清水一登のヴァイブ。かれらが現れては、心に残る表情を残して去っていく。
実はそこには異次元への入口があり、入ってみると、宝物のような音楽世界があった。
やはり、麻薬性の強い音に魅了。
現代音楽との美しい境界音楽ですね。
感謝。
ブログにリンクさせてください。
マボロシのようで、実は演奏者たちがこっそりベロを出している姿も想像したりして。
レビューを楽しみにしています。
厚かましいのですが、他には、この周辺の音(このような音)のアルバムはありますでしょうか。全く詳しくないので。武満徹と通底するような世界、に痺れています。
例えばこんなのはどうでしょうか。
http://blog.goo.ne.jp/sightsong/e/71b949d617eea41230746b4f2b9fdac1
実は、持っています。
まことに適切な選択!(好物)
ならば、この武満曲もいいです。
http://blog.goo.ne.jp/ken_jazz/e/35251d4e182cabdd3cc0d93dc8494e92
感謝!