竹本真雄『熾火/鱗啾』(沖縄タイムス社、2015年)を読む。
「熾火」、「鱗啾」ともに、少年時代のハブとの関わりを回顧した形の小説である。
少年の、行き場を見つけられない呪いと、生への渇望がある。咬まれるだけで向こう側の世界に連れていかれるというハブへの畏怖が、少年の念を引き寄せる。少年の皮膚とハブの皮膚とを通じて、生と死との往来がなされてゆく。
竹本真雄『熾火/鱗啾』(沖縄タイムス社、2015年)を読む。
「熾火」、「鱗啾」ともに、少年時代のハブとの関わりを回顧した形の小説である。
少年の、行き場を見つけられない呪いと、生への渇望がある。咬まれるだけで向こう側の世界に連れていかれるというハブへの畏怖が、少年の念を引き寄せる。少年の皮膚とハブの皮膚とを通じて、生と死との往来がなされてゆく。