大の付くヴェテラントランぺッターの外山喜雄さん、ご夫人のピアニスト・恵子さんの写真展「ニューオリンズの日々1968-73」(中野の冬青ギャラリー)。最終日に足を運んだところ会場は満員の賑わい。
クラリネット奏者のジョージ・ルイスが亡くなったときに『スイングジャーナル』誌に原稿を持ち込んだところ採用され、写真も要請されたという。それまで記念写真しか撮ったことのない氏は、父親のレチナIIIcを使いはじめた。それにしても、ニューオリンズの雰囲気が伝わってくる良い写真ばかり。
会場では仲間のクラリネット奏者やトランペット奏者たちとともに演奏も行われた。ふだんニューオリンズジャズを聴くことは少ないけれど、やっぱり賑々しくて愉しくも寂しいところがあって、すごくいい。最後にトランペットを頭上に掲げたのは、ノミに刺されて痒い痒いとやるパンチ・ミラーの芸。その写真が掲載された外山喜雄さんの著作『聖者が街にやってくる』にもサインをいただいてしまった。
外山さんはご近所さんでもあって、外で練習することがあるという。やはりご近所トランぺッターの橋本英樹さんに「外山さんは市川塩浜近くの橋の下で練習している」と聞いたのだけれど、どうも最近は別の場所のもよう。
レチナで撮られた写真
Fuji X-E2, Pentax FA77mmF1.8 (PK), XF35mmF1.4