友人のNさんと密談のため蒲田へ。といいつつ、密談がなくても彷徨したい街である。
取り敢えず旨そうな居酒屋「山城」を調べて行ってみると、中は真っ暗で、ご主人が座っておられる。尋ねてみると、ご事情あって1週間前に店をたたんだのだという。確かに、店頭には、「どれでもご自由におもち下さい」と書かれた紙と、徳利や皿やビールジョッキが置かれていた。残念。
また駅の方に戻り、ガード下のゴミゴミした通りを抜ける。「上弦の月」というラーメン屋は前も気になったところだが、依然、「火木土日祝」が定休日だとある。「月水金」に開いていると書いた方が明らかにわかりやすい。
Nさんが昔からあっていまは廃墟になっているはずだという「沖縄」という沖縄料理屋の場所まで足を運んでみると、そこは、すでに建物が撤去されていた。
そんなわけで、「沖縄」跡地の横にある台湾料理屋「喜来楽」が良い感じだったので入ってみる。店は8人くらいで満席になってしまう(実際に、すぐ一杯になった)。何を注文すればよいのかよくわからず小籠包を頼むと、それができる前に、いろいろと出してくれた。イリコのような台湾の小魚、麺のような台湾の豆腐、「A菜」という台湾の野菜。いちいち面白くフレンドリーである。店を出るときにはお菓子までくれた。
さらに駅近くの「かぶら屋」に突入し、静岡の黒おでん。ひとつひとつが安く、学生ばかり。
その手前にある昭和を体現したような「鳥万」は、おやじで賑わっていた。次回は「鳥万」と心に決めた。
「沖縄」に住んでいた方はどのような方だったのか、気になって仕方ありません。
自分も「鳥万」が気になりました。
次はぜひ「鳥万」と、シメに萌え系のラーメン屋でしょうか。