マイク・クラーク『Indigo Blue Live at the Iridium』(-2019年)を聴く。
Mike Clark (ds)
Christian McBride (b)
Donald Harrison Jr (as)
Rob Dixon (ts)
Randy Brecker (tp)
Antonio Ferao (p)
メンバーから想像できる通り、どジャズである。いつの時代だろうと思ってしまう。これがどジャズである。もう大好き。
リーダーのマイク・クラークはこれまで意識していなかったが大技小技を使って気持ちよくスイングしている。推進力はもちろんクリスチャン・マクブライド。慎み深くも聴こえる、艶々したアルトのドナルド・ハリソンが出てくるとやはりうれしい。そしてぶ厚いのに透明感があるアントニオ・ファラオも良い。
「Past Lives」においてハリソンのソロが有耶無耶に終わってファラオがあれあれと入ってくるところなんでライヴならではだ。「Straight No Chaser」ではクラークのどたばたドラムス、その前でファラオがともかくも太い音で弾き、おもむろにランディ・ブレッカーがソロを取り始める。ハリソンのソロが始まるとマクブライドが強力なサポート。こんな空気感良いなあ。
●マイク・クラーク
エディ・ヘンダーソン『Be Cool』(2017年)
チャーネット・モフェット『Music from Our Soul』(2014-15年)
●クリスチャン・マクブライド
クリスチャン・マクブライド@Cotton Club(2018年)
クリスチャン・マクブライド『New Jawn』(2017年)
アレックス・ギブニー『ミスター・ダイナマイト ファンクの帝王ジェームス・ブラウン』(2014年)
オリン・エヴァンス『The Evolution of Oneself』(2014年)
デューク・エリントンとテリ・リン・キャリントンの『Money Jungle』(1962、2013年)
パット・メセニーの映像『at Marciac Festival』(2003年)
ジョー・ヘンダーソン『Lush Life』、「A列車で行こう」、クラウド・ナイン(1991年)
●ドナルド・ハリソン
エディ・ヘンダーソン『Be Cool』(2017年)
ベニー・グリーン『Tribute to Art Blakey』(2015年)
ジョージ川口『Plays Herbie Hancock』(1987年)
●ランディ・ブレッカー
ギル・エヴァンスの1983年の映像(1983年)
●アントニオ・ファラオ
チコ・フリーマン『Spoken Into Existence』(2015年)